224610 小沢秘書逮捕で報道されない事実
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 10/01/19 PM01
『「小沢秘書逮捕で報道されない事実」(EJ第2734号)』(Electronic Journal)リンクより転載します。
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~前略~
注目すべきは、既に逮捕・起訴され、公判中の小沢氏の公設第一秘書までも逮捕されるという展開になったことです。
~中略~
しかし、この事件に関して、新聞やテレビが正面から報道しない2つの事実については、この事件の今後の推移を正しく判断するのに影響を与えると思うので、記述することにします。
2つの事実の第1は、今回の捜査の指揮を執る東京地検特捜部のトップである佐久間達哉特捜部長のこれまでの実績です。佐久間氏が現在の地位に就いたのは、2008年7月のことです。
佐久間氏の特捜部長就任から4日後のことです。最高裁は、旧長銀の粉飾決算事件で証取法違反などに問われた大野木克信元頭取ら3人に逆転無罪判決を言い渡したのです。過去に特捜部が手がけた重大事件で、被告全員の無罪が確定するというのは、極めて異例なことなのです。
といっても、この逆転無罪事件と今回の政治資金規正法違反事件とどういう関係があるのか、多くの人はわからないでしょう。それは大マスコミが重要なことを報道しないからです。
実は、この事件を事実上起訴に導き、立件したのが、当時主任検事であった佐久間達哉氏その人であったのです。それが最高裁まで引っ張って、揚げの果てが「無罪」――特捜の完敗です。
この事件の結末について、東京地検事情通は、次のようにコメントしています。
―――――――――――――――――――――――――――――
戦後最大の粉飾決算事件といわれた旧長銀事件を立件にこぎつ
けたことが評価され、佐久間氏は、法務・検察の各主要ポスト
を歴任、在米大使館書記官も経験するなど順調に“赤レンガ派
の超エリート街道″を歩んできました。特捜部長に就任た途端
出世のきっかけとなった事件が最高裁で覆されてしまうとは、
さぞかし不名誉なことだったでしょう(東京地検事情通)
――日刊ゲンダイ/1月15日(14日発行)
―――――――――――――――――――――――――――――
これだけのことであれば、特捜検事も神様ではないのだからそういうこともあるということになるでしょう。しかし、佐久間氏については、まだあるのです。
佐久間氏が特捜部副部長時代に手がけた佐藤栄佐久前福島県知事の収賄事件でも、その結果にケチがついているのです。司法関係者のコメントを引用します。
―――――――――――――――――――――――――――――
佐久間氏ら特捜部は、贈賄側のゼネコンが、前知事の親族会社
の所有地購入に支払った約8億7000万円と、時価総額8億
円との差額が収賄に当たると主張。一審判決では、特捜部の主
張が支持されましたが、二審では退けられ、前知事は懲役3年
・猶予5年から、懲役2年・猶予4年に減刑されました。特捜
部の主張の根幹が崩れたことで、二審判決は「実質無罪」と評
価する声もあるほどです。(司法関係者)
――日刊ゲンダイ/1月15日(14日発行)
―――――――――――――――――――――――――――――
この件については、1月16日の「ウェーク」(日本テレビ)に出演したコメンテーターの江川紹子氏も石川逮捕に関連してこれに言及し、「福島県知事事件では裁判毎に事件がどんどん小さくなっている」として「検察のやることはすべて正しい」と考えて報道するのは問題であると主張しているのです。
2つの事実の第2は、1月13日に開かれた小沢一郎幹事長の公設第一秘書、大久保隆規容疑者の第2回公判において、ある事件があったことです。多くの新聞は、小沢事務所の捜索について大きく紙面を取って報道しているのに、この公判については関連があるのにほとんど報道していないし、報道していても肝心なことには明確に触れていないのです。
この日の公判では、「検察側」の証人として、西松建設の岡崎彰文・元取締役総務部長の尋問が行われたのです。このとき岡崎元部長は、西松建設OBを代表とした2つの政治団体について、次の重要発言をしているのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
西松建設のダミーだとは思っていない
―――――――――――――――――――――――――――――
これは検察側にとっては大ショックなのです。なぜなら、これは大久保秘書を立件した根幹に関わる点であるからです。岡崎氏裁判官の尋問に対しても「2つの政治団体は事務所も会社とは別で、家賃も職員への給与も団体側が支払っていた」と証言しているのです。これについての検察側と岡崎氏とのやりとりは、次のようになっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
大慌てした検察側が、「あなた自身が訴訟を起こされることが
心配で、本当のことを話せないのでは」と聞いても「なぜそん
なことをいわれるかわからない。もともとダミーとは思ってい
なかった」と話した。
――日刊ゲンダイ/1月16日(15日発行)
―――――――――――――――――――――――――――――
裁判の焦点は、大久保が2つの団体をダミーと認識していたか
どうかの一点であり、これが崩れると、検察側は一挙に苦境に追
い込まれます。無罪もあり得る展開です。マスコミはなぜ報道し
ないのでしょうか。 ―――[小沢一郎論/10]
≪画像および関連情報≫
●ネットや週刊誌の方が「真実」を伝えている
―――――――――――――――――――――――――――
西松建設の違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載
など)に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書、大
久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁(登
石郁朗裁判長)で開かれ、献金の窓口役だったとされる同社
元総務部長(68)が証言した。今月26日の第3回公判で
被告人質問を行うが、これで実質的な審理は終了し2月26
日の公判で結審する公算が大きくなった。元部長は、検察が
西松のダミーと主張する二つの政治団体について「外部の政
治団体という認識でダミーとは思っていない」と証言。大久
保被告が2団体をダミーと認識していたかは主な争点の一つ
となっている。 ――毎日jp/ニュース・セレクト
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猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 10/01/19 PM01
『「小沢秘書逮捕で報道されない事実」(EJ第2734号)』(Electronic Journal)リンクより転載します。
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~前略~
注目すべきは、既に逮捕・起訴され、公判中の小沢氏の公設第一秘書までも逮捕されるという展開になったことです。
~中略~
しかし、この事件に関して、新聞やテレビが正面から報道しない2つの事実については、この事件の今後の推移を正しく判断するのに影響を与えると思うので、記述することにします。
2つの事実の第1は、今回の捜査の指揮を執る東京地検特捜部のトップである佐久間達哉特捜部長のこれまでの実績です。佐久間氏が現在の地位に就いたのは、2008年7月のことです。
佐久間氏の特捜部長就任から4日後のことです。最高裁は、旧長銀の粉飾決算事件で証取法違反などに問われた大野木克信元頭取ら3人に逆転無罪判決を言い渡したのです。過去に特捜部が手がけた重大事件で、被告全員の無罪が確定するというのは、極めて異例なことなのです。
といっても、この逆転無罪事件と今回の政治資金規正法違反事件とどういう関係があるのか、多くの人はわからないでしょう。それは大マスコミが重要なことを報道しないからです。
実は、この事件を事実上起訴に導き、立件したのが、当時主任検事であった佐久間達哉氏その人であったのです。それが最高裁まで引っ張って、揚げの果てが「無罪」――特捜の完敗です。
この事件の結末について、東京地検事情通は、次のようにコメントしています。
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戦後最大の粉飾決算事件といわれた旧長銀事件を立件にこぎつ
けたことが評価され、佐久間氏は、法務・検察の各主要ポスト
を歴任、在米大使館書記官も経験するなど順調に“赤レンガ派
の超エリート街道″を歩んできました。特捜部長に就任た途端
出世のきっかけとなった事件が最高裁で覆されてしまうとは、
さぞかし不名誉なことだったでしょう(東京地検事情通)
――日刊ゲンダイ/1月15日(14日発行)
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これだけのことであれば、特捜検事も神様ではないのだからそういうこともあるということになるでしょう。しかし、佐久間氏については、まだあるのです。
佐久間氏が特捜部副部長時代に手がけた佐藤栄佐久前福島県知事の収賄事件でも、その結果にケチがついているのです。司法関係者のコメントを引用します。
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佐久間氏ら特捜部は、贈賄側のゼネコンが、前知事の親族会社
の所有地購入に支払った約8億7000万円と、時価総額8億
円との差額が収賄に当たると主張。一審判決では、特捜部の主
張が支持されましたが、二審では退けられ、前知事は懲役3年
・猶予5年から、懲役2年・猶予4年に減刑されました。特捜
部の主張の根幹が崩れたことで、二審判決は「実質無罪」と評
価する声もあるほどです。(司法関係者)
――日刊ゲンダイ/1月15日(14日発行)
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この件については、1月16日の「ウェーク」(日本テレビ)に出演したコメンテーターの江川紹子氏も石川逮捕に関連してこれに言及し、「福島県知事事件では裁判毎に事件がどんどん小さくなっている」として「検察のやることはすべて正しい」と考えて報道するのは問題であると主張しているのです。
2つの事実の第2は、1月13日に開かれた小沢一郎幹事長の公設第一秘書、大久保隆規容疑者の第2回公判において、ある事件があったことです。多くの新聞は、小沢事務所の捜索について大きく紙面を取って報道しているのに、この公判については関連があるのにほとんど報道していないし、報道していても肝心なことには明確に触れていないのです。
この日の公判では、「検察側」の証人として、西松建設の岡崎彰文・元取締役総務部長の尋問が行われたのです。このとき岡崎元部長は、西松建設OBを代表とした2つの政治団体について、次の重要発言をしているのです。
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西松建設のダミーだとは思っていない
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これは検察側にとっては大ショックなのです。なぜなら、これは大久保秘書を立件した根幹に関わる点であるからです。岡崎氏裁判官の尋問に対しても「2つの政治団体は事務所も会社とは別で、家賃も職員への給与も団体側が支払っていた」と証言しているのです。これについての検察側と岡崎氏とのやりとりは、次のようになっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
大慌てした検察側が、「あなた自身が訴訟を起こされることが
心配で、本当のことを話せないのでは」と聞いても「なぜそん
なことをいわれるかわからない。もともとダミーとは思ってい
なかった」と話した。
――日刊ゲンダイ/1月16日(15日発行)
―――――――――――――――――――――――――――――
裁判の焦点は、大久保が2つの団体をダミーと認識していたか
どうかの一点であり、これが崩れると、検察側は一挙に苦境に追
い込まれます。無罪もあり得る展開です。マスコミはなぜ報道し
ないのでしょうか。 ―――[小沢一郎論/10]
≪画像および関連情報≫
●ネットや週刊誌の方が「真実」を伝えている
―――――――――――――――――――――――――――
西松建設の違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載
など)に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書、大
久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁(登
石郁朗裁判長)で開かれ、献金の窓口役だったとされる同社
元総務部長(68)が証言した。今月26日の第3回公判で
被告人質問を行うが、これで実質的な審理は終了し2月26
日の公判で結審する公算が大きくなった。元部長は、検察が
西松のダミーと主張する二つの政治団体について「外部の政
治団体という認識でダミーとは思っていない」と証言。大久
保被告が2団体をダミーと認識していたかは主な争点の一つ
となっている。 ――毎日jp/ニュース・セレクト
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