サラリーマン活力再生

対米追従の政治家・官邸・マスコミ等と闘う「民族派」「国益派」を応援し、「安心して暮らせる社会」を目指すブログ

168399 肉を食べてもスタミナはつかない~間違った食生活が病気の原因と指摘したマクガバンレポート

2008年01月03日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
168399 肉を食べてもスタミナはつかない!~「間違った食生活」が病気の原因と結論付けた「マクガバン・レポート」
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/01/03 PM01


『病気にならない生き方』(新谷弘実/著)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
1977年、アメリカで食と健康に関する非常に興味深いレポートが発表されました。そのレポートは、発表した上院議員ジョージ・S・マクガバン氏の名を取って「マクガバン・レポート」と呼ばれています。

このレポートがまとめられた背景には、アメリカの国家財政を圧迫するほど巨額にふくれ上がった医療費の問題がありました。医学が進歩しているにもかかわらず、ガンや心臓病をはじめとする病気にかかる人の数は年々増えつづけ、それに伴い国家が負担する医療費も増えつづけ、ついには国家財政そのものをおびやかすところまで迫っていたのです。

なんとかして、アメリカ国民が病気になる原因を解明し、根本的な対策を立てなければ、アメリカは病気によって破産してしまうかもしれない。そんな危機感から、上院に「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」が設立されたのです。マクガバン氏はその委員長でした。

委員会のメンバーは、世界中から食と健康に関する資料を集め、当時最高レベルの医学・栄養学の専門家らとともに、「病気が増えている原因」を研究・調査しました。その結果をまとめたのが、5千ページにもおよぶ「マクガバン・レポート」です。

このレポートの公表は、アメリカ国民に大きな選択を迫ることになりました。多くの病気の原因がこれまでの「間違った食生活」にあると結論づけられていたからです。

当時アメリカでは、分厚いステーキのような高タンパク・高脂肪の食事が食卓の主役でした。タンパク質は体を構成するもっとも基本的な物質ですから、体をつくるうえでとても大切な栄養素だということで、動物性タンパクをたくさん含んだ食事をとることが、スポーツ選手や成長期の若者はもちろん、体の弱い人やお年寄りにもよいとされていました。日本で根強い「肉こそ活力の源」という考えは、このころのアメリカ栄養学の影響です。

ところが「マクガバン・レポート」は、こうした当時の食事の常識を真っ向から否定しました。そして、もっとも理想的な食事と定義したのは、なんと元禄時代以前の日本の食事でした。それは、精白しない穀類を主食に、おかずは季節の野菜や海藻類、動物性タンパク質は小さな魚介類を少量といったものです。

近年、日本食が健康食として世界的な注目を集めるようになったのは、じつはこれがきっかけなのです。

たしかに、肉を食べなければ筋肉が育たないというのは真っ赤なウソです。これは自然界を見ればわかります。

肉食動物の代表ライオンは、とても強いため、さぞかし立派な筋肉を持っているだろうと思いがちですが、実際には馬や鹿のような草食動物のほうが、はるかに発達した筋肉をもっています。その証拠に、ライオンや虎は、獲物を捕らえるとき長々と追いかけたりはしません。彼らが得意とするのは、瞬発力を生かしたスピード勝負です。持久力では、筋肉の発達した草食動物にかなわないことを彼ら自身が知っているからです。

肉を食べなければ大きくならないというのもウソです。象やキリンはライオンや虎の何倍もの大きさがありますが、これらは草食動物です。

ただし、動物性タンパクをたくさん食べると、人間の成長が速くなるということは事実です。最近の子供たちの成長スピードが速いのは、動物性タンパクの摂取量が増えたためと考えられています。

しかし、ここにも動物食の危険な落とし穴があります。それは「成長」はある年齢を超えた時点で「老化」と呼ばれる現象に変わるということです。つまり、成長を速める動物食は、老化を速める食事ということになるのです。
----------------------------------------------------------------

 

コメントを投稿