カンパニョーロの完組ホイール Shamal Ultra シャマルウルトラ
この間まで前輪の整備をしていました まだ未使用のホイールですが
今回は これのフリーを分解しグリスアップします その作業手順を
ご案内しましょう


Campagnolo Shamal Ultra カンパニョーロ シャマル ウルトラ
WO の完組みホイールで 後輪は MEGA G3 と言う
スポークの組み方がして有ります

今回はこのボスフリーを分解し グリスアップをします


フリー側(右側)と ノンフリー側(左側)の形状です


では始めましょう 今回のフリーボディを外す作業は
全て右側からの作業になります 中空シャフトの中心は
5mm の六角でここにアーレンキーを使います
その外側のロックナットにはモンキーレンチを掛けます
勘の良い方や工具の使い方を良くご存知の方は ここで
気が付かれたかな
そうですねこのロックナットは逆ネジです


アーレンキーで相ちゃんし ロックナットを緩めます
ナットがアルミなので角を舐めない様に注意をしましょう
ナットが外れました


ロックナットの奥には 20mm 程のアルミのスリーブが
入っています これは引っ張れば抜けます


これでフリーボディを引っ張れば抜けるはずです
少し抵抗が有りましたが それ程苦労する事なく
抜く事が出来ました
フリーを分解する時は何時もこの瞬間は緊張します
何か おかしな物が飛び出してこないか?って(笑)

フリー内部のシャフトです 前輪と同じ材質かな?


フリーのラチェット部です 爪は 3本ですね


フリーの外側 シールドベアリングが見えています
ラチェット側 奥にもシールドベアリングが使われており
2個のベアリングでフリーボディは支えられています
グリスを取ってみましたが カンパの白いグリスより
まだサラサラ感が強いグリスですね


スプライン部は 30山 奥に見えている白いものは
ハブ本体回転部の防水シールで この奥にベアリングが
有ります

フリー部のシャフトですが フリー内部のシールド
ベアリングを受ける所は 太くなっている部分です


さて室内でフリー本体を観察し 分解しましょう
フリーボディでの駆動部はラチェットの爪が三つ
その動きを助けているスプリングが この溝の中に
入っています


そのスプリングを外します かなり細いバネで
あまり無理はしない方が良いですよ


フリーボディの穴に バネの片方の曲がった部分を入れ
そこからスプリングが 3ヶ所の爪を押さえながら 一周
しています
この方法は昔のボスフリーの頃から良く使われている
構造です


ラチェットの爪を取り外した フリー本体ですが
切削加工後の仕上げがあまり良くないですね
バリを指先に感じます 敬愛するカンパニョーロ
どうしたんだ・・ トォーリオが居ないと駄目なの?

フリーボディと取り外したバネと爪


爪の外側と内側


この写真は何の意味が有るんだ?なんですが
良く観察しないと見落とす処です この爪には上下の
方向が有ります この爪には小さな突起が有りますが
その突起の出代が上下の写真で違います
上の突起の大きな方が フリーボディー側ですが
これは組み付ける時には 自然にそうなりますね
ここでわざわざ書く事も無かったな・・ はは

カンパニョーロ シャマルウルトラのフリーの構造でした 特に難しいフリーではなく
昔から良く使われているボスフリーですね ただ空転させるとかなり手応えが有ります
この後 出来るだけの事をしてみます では次回の清掃~組み付けをお楽しみに・・
フロントハブのメンテナンスはここから 【 カンパニョーロ シャマル フロントハブ分解整備 】
次の作業 【 カンパニョーロ シャマル フリーハブ分解整備 】
この間まで前輪の整備をしていました まだ未使用のホイールですが
今回は これのフリーを分解しグリスアップします その作業手順を
ご案内しましょう


Campagnolo Shamal Ultra カンパニョーロ シャマル ウルトラ
WO の完組みホイールで 後輪は MEGA G3 と言う
スポークの組み方がして有ります

今回はこのボスフリーを分解し グリスアップをします


フリー側(右側)と ノンフリー側(左側)の形状です


では始めましょう 今回のフリーボディを外す作業は
全て右側からの作業になります 中空シャフトの中心は
5mm の六角でここにアーレンキーを使います
その外側のロックナットにはモンキーレンチを掛けます
勘の良い方や工具の使い方を良くご存知の方は ここで
気が付かれたかな
そうですねこのロックナットは逆ネジです


アーレンキーで相ちゃんし ロックナットを緩めます
ナットがアルミなので角を舐めない様に注意をしましょう
ナットが外れました


ロックナットの奥には 20mm 程のアルミのスリーブが
入っています これは引っ張れば抜けます


これでフリーボディを引っ張れば抜けるはずです
少し抵抗が有りましたが それ程苦労する事なく
抜く事が出来ました
フリーを分解する時は何時もこの瞬間は緊張します
何か おかしな物が飛び出してこないか?って(笑)

フリー内部のシャフトです 前輪と同じ材質かな?


フリーのラチェット部です 爪は 3本ですね


フリーの外側 シールドベアリングが見えています
ラチェット側 奥にもシールドベアリングが使われており
2個のベアリングでフリーボディは支えられています
グリスを取ってみましたが カンパの白いグリスより
まだサラサラ感が強いグリスですね


スプライン部は 30山 奥に見えている白いものは
ハブ本体回転部の防水シールで この奥にベアリングが
有ります

フリー部のシャフトですが フリー内部のシールド
ベアリングを受ける所は 太くなっている部分です


さて室内でフリー本体を観察し 分解しましょう
フリーボディでの駆動部はラチェットの爪が三つ
その動きを助けているスプリングが この溝の中に
入っています


そのスプリングを外します かなり細いバネで
あまり無理はしない方が良いですよ


フリーボディの穴に バネの片方の曲がった部分を入れ
そこからスプリングが 3ヶ所の爪を押さえながら 一周
しています
この方法は昔のボスフリーの頃から良く使われている
構造です


ラチェットの爪を取り外した フリー本体ですが
切削加工後の仕上げがあまり良くないですね
バリを指先に感じます 敬愛するカンパニョーロ
どうしたんだ・・ トォーリオが居ないと駄目なの?

フリーボディと取り外したバネと爪


爪の外側と内側


この写真は何の意味が有るんだ?なんですが
良く観察しないと見落とす処です この爪には上下の
方向が有ります この爪には小さな突起が有りますが
その突起の出代が上下の写真で違います
上の突起の大きな方が フリーボディー側ですが
これは組み付ける時には 自然にそうなりますね
ここでわざわざ書く事も無かったな・・ はは

カンパニョーロ シャマルウルトラのフリーの構造でした 特に難しいフリーではなく
昔から良く使われているボスフリーですね ただ空転させるとかなり手応えが有ります
この後 出来るだけの事をしてみます では次回の清掃~組み付けをお楽しみに・・
フロントハブのメンテナンスはここから 【 カンパニョーロ シャマル フロントハブ分解整備 】
次の作業 【 カンパニョーロ シャマル フリーハブ分解整備 】