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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

マイクロロン処理後の オイルアップ

2011-08-20 20:21:50 | 自転車整備 その他 
前回 Microlon マイクロロンの表面処理をした カンパニョーロの
部品達 今日は処理後の大切なオイル差しを行いましょう オイルは
目的、用途、使う人の事を考えながら選ぶと良いですね





ロードレーサーやトラックレーサーの競技用自転車に使うオイル類は このくらい用意
しています 全てが良いものだと思いますが やはりそれぞれ特徴が有り 用途により
使い分けています




その中でも良く使うのは この3種類かな どれを
選んでも満足出来る結果を残してくれます

この中のオイルで一番決戦場面で良いのは
やはり Tomity Recing Oil でしょう このトミティオイルは
マイクロロン配合の大変優れたオイルで これを使った
チェーンの軽さは感激すら覚えます ただオイル持ちが短く
絶えず気配りが必要なオイルです




今回このチェーンを使うのは 私の友人、ゆえに性格も
判っています あまり頻繁に整備をするタイプでは無い・・
 
そんな人には Super Lubスパールブがお薦めですが 
浸透性に劣ります 今回は完全に脱脂をし枯れたチェーン 
初回は浸透性とオイル持ちも良い TACRINO タクリーノの
チェンルブが良いでしょう






タクリーノのチェーンルブをチェーンに塗布しますが 
1 リンクづつ確認しながら丁寧に作業を進めて行きます
 
チェーンのオイルで大切な事は 駆動するローラーリンクの
内外はもちろんですが プレートの表裏にオイルが乗っている
事も大切な事です その辺は指先でチェーンを揉み込み全てに
オイルを行き渡らせてやります






丁寧にオイルを塗布したチェーン お肌に艶も出て
気持良さそうです ビニール袋に入れ使うまで保管
して置きましょう






次はスプロケット この部品自体は駆動する事なく
固定された上をチェーンが走って行きます しかし
チェーン離れが良いなどと表現する様に それを
感じる人も居る様です 

ただその辺はチェーンオイルに影響される事が多いと思います
スプロケットのオイルは 錆止めなどを考慮し やや粘度の
高いオイル持ちの良い物が良いかと思います それならこれ
Super Lube スーパールブ これが良いですね これもフッ素系の
優れたオイルです






スプロケットの表面に Super Lube を適量塗り
指で延ばして行きます






それでも 3枚がカシメられたスプロケット 指が入らない所が
有ります そこへはエア工具でオイルを送り込んでやります

こんな工具の持ち合わせが無い頃 ウエスに多量のオイルを
染み込ませ そのウエスで隙間までオイルを塗布したり 
歯ブラシを使う事も有りました その辺はご自分で工夫されると
良いですね






ブレーキとシフトのインナーワイヤー これは一度
組み付けるとまず抜いてまでメンテをする事が有りません
少し粘度が有りオイル枯れがし難い奴が良いですね

スプレー直後は浸透し易い粘度 しばらく時間が経つと
粘度が高くなる Wakos' ワコーズのチェーンルブ これが
良いでしょう やはりフッ素系で今、私がお気に入りの
オイルです




使うまで元箱に入れ保管して置きましょう
これもオイルが金属に馴染む時間と考えれば
悪くない時間です

カンパもシマノもテクニカルセミナーでは
工場出荷時のチェーンオイルは取り省かないで
下さいと言うそうです オリジナルのまま使うか
どうかは自分の判断 さて貴方はどうされます?





未使用の新しい部品 使用する前に洗浄脱脂をしマイクロロン処理をしました
その後のオイルアップです 自転車に使う駆動部の部品、ここはやはり潤滑油が
必要です 初回だけでなく日々の心使いも大切な事で それを繰り返す事で
オイル乗りの良い部品になります その様な部品は雨に濡れたり 洗車をした後でも
錆が発生し難くなり メンテもし易くなります

油乗りが良い・・・ 良く手入れされた 料理人の方達が使うフライパンや中華鍋
あんな感じに部品が仕上がれば良いな

前回の作業 【 自転車部品に Microlon マイクロロン処理 】 

コメント (12)
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