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「二輪二脚の八重山巡り」首里城で怒る

2009年12月26日 | 八重山諸島の旅
 八重山諸島、沖縄本島と約2週間旅し、怒りといった感情を忘れていたのだが、首里城で、切れそうになってしまった。首里城に対してではなく、観光客のマナーの悪さにだ。
 うるさい。とにかく、うるさい。黙ってろ!
 国内外、結構旅をしているが、こんなにうるさい人の遭遇したことは無いくらいに、誰もがうるさい。はしゃいでるのだろうか? ぴーぴー、きゃーきゃー、アホみたいな会話をでかい声でしまくる、老若男女。何者だーっ。
 中国にだってここまでうるさい人は居なかったってくらい騒々しさで、居ても立ってもいられず、足早に城内を去ろうとするのだが、1組だけがうるさいのではなく、全体がうるさいものだから、前に進むとまた別のくるさいグループが居る。そんなことを繰り返しているうちにあっと言う間に、城外へはじき出された。
 そして、首里城の一番の見せ場の正殿とその前に広がる広場を観て居ない。だが、それらしく物も見当たらず、民族衣装を着けた係りの人に尋ねると…。あれっ。ここ? といった感じのコジンマリとした正殿が。しかも、修復中。
 紫禁城を想像していた自分も悪かったのだが、想像を遥かに越える規模に少々落胆。気を取り直して、「出店やチケット売り場ができたりして、庭が小さくなったんでしょうねぇ」と聞くと、「最初からこんなもんですよ」とあっさり。
 だが、城内で観た、模型(写真右下)を見る限り、もっと広い筈なのだが…。

「二輪二脚の八重山巡り」守礼門の目の前で聞いた…

2009年12月26日 | 八重山諸島の旅
 首里城までは、ゆいレール(モノレール)の駅から歩いてもわずか15分。にも関わらず、バスで行くことを勧められたり、客引きのタクシーが居たり…。思うに南国なので暑いから皆さん歩かないのだろう。これは東南アジアの人に匹敵する。
 15分など何でも無いじゃん。
 そして、着いた首里城。またも修学旅行の生徒で一杯。更には国内外からの観光客で、息が詰まりそうな程の人人人だった。さすがは、沖縄。
 だが、「アレが無い」。アレとは、沖縄観光の王者的存在の守礼門のこと。すると首里城と道を隔てた所に、ひっそりと門が…。そう、門だけ。しかも、「あれっ」とさっきとは違うあれが飛び出さんばかり。
 何せ、守礼門の目の前で(’後ろ側です)、「守礼門はどこですか?」って聞いちゃったくらい。
 世界中の観光地で良く経験する、「ガッカリ」だ。因に世界の3大ガッカリは、シンガポールのマーライオン、エジプトのピラミッド、コペンハーゲンの人魚像だそうだが…。

「二輪二脚の八重山巡り」本島上陸!

2009年12月26日 | 八重山諸島の旅
 いよいよ、最後の目的地、沖縄本島。もう、空港からしてインターナショナル。空港からモノレール乗り場へ行くのもおっかなビックリなくらいに広い。
 大都会なのだ。
 ホテルの前や観光地近辺には、個人タクシーがたむろして、客引きに余念がない。タクシーをチャーターして、観光地を回れと言うことなのだが、これまで、島でのんびりと過ごして来たので、このドライバーたちの駆け引きみたいなものがこすっからくて嫌な気分にさせられた。
 本島には1泊2日。観光に当てられる時間は1日しかないので、首里城と牧志市場しか予定には無い。朝9時半には那覇に到着し、ホテルに荷物を預け、早々に首里城へ。

「二輪二脚の八重山巡り」ちゅらさんの家…小浜島

2009年12月26日 | 八重山諸島の旅
 NHKの連続ドラマ「ちゅらさん」のヒロインの生家・民宿「こはぐら荘」としてロケに使われたことから、一躍有名になった民家(だそう)。撮影時に使用した民宿の看板をそのまま残しているのですぐに分かる。実際は民家のため敷地内に立ち入ることはできない(らしい)。と言うのも(もちろん無闇に立ち入らなかったが)、「こはぐら荘」の看板が出ていたので、すっかり民宿だと思っていた。
 この島では、実に良く道を聞いた。島の大きさに反比例して、道が多いのだ。そして、まどろっこしい。畑で働く人や、洗濯物を干している人、塀越しに覗き込み、果ては自転車を止めて、玄関から道を聞きにも行ったりも。大岳(うふだき)展望台頂上で作業中のNTTの職員のまで…。
 その、展望台へ登る途中では、下りて来る人が、「これ使った方が楽だから」とどこかで折ったのか? 木の枝の杖をもらったが、木刀のような大きさでその後、自転車で持ち歩くことも叶わず、後から来る人へ向けて、「使ってくださいね」と心を込めて、目立つ所に置いて来たのだが、伝わっただろうか?

「二輪二脚の八重山巡り」ちゅらさん一色の小浜島

2009年12月26日 | 八重山諸島の旅
 美らさん=ちゅらさん。これ読めなかった。うつくしら? だと思ってました。
 NHKの連続ドラマ「ちゅらさん」の舞台になったとかで(全く観てない)、どこもかしこも(と言っても3カ所くらい)ちゅらさん。まあ、それまでこれと言った観光名勝もなかったのだろう。「ちゅらさん」のロケ地が観光地になっているくらいだ。
 ここは、大型リゾート施設「はいむるぶし」があるのでも有名だが、そういった高級感漂う過ごし方には全く興味がないので、無視。島の集落ともシュガーロードで大きく分断されており、接点もない。
 そのシュガーロード。サトウキビの刈り込み後はただの農道。趣もなーんにも無い道だった。
 歩いても回れる小さな小浜島。だが、アップダウンはかなりあるので、自転車はきつい! バイクか電動自転車(この島にだけあった)を勧められたが、なにせ、与那国も走破した脚力を誇るわたくし。やはり、自転車だ。本音は一番安いからだけどね。
 そして、島の周囲を海岸沿いに走る道が無いため、見所を訪れるためには、島を縦横しなくてなならず、同じ道では無いが、重複するような走りが求められるので、やはり自転車では厳しい。
 レンタバイク・自転車店は港に2軒しかなく、歩いて観光している人も数人見掛けた。
 

「二輪二脚の八重山巡り」竹富島で人情に触れる

2009年12月26日 | 八重山諸島の旅
 自転車を借りたのは、なんと元出羽ノ海部屋の力士だったおじいが営む店だった。おじいの事務所(?)の壁に飾られた力士の写真に、「これどなたですか?」と目を付けたことから、話しが弾み、なんと、レンタル料金も2時間600円のところを切りよく500円におまけしてくれた上に、自転車を戻しに行くと、お昼までごちそうになり、その後は、車で島を案内と、至れり尽くせりのもてなし。後で分かったのだが、お昼をごちそうになった後、フェリーの出港に合わせて島内観光で時間を調節してくださっていたのだ。
 相撲の話しから、島の歴史、島の現状など、尽きることなく教えて下さり、「こういう出会いがあるから旅は楽しい」を実感した。そして、やはりこういった自然の中で生きていると、人として大きくなれるのだな。と。こちらまで優しい気持ちになれる。
 雰囲気、大きさなど、次回は是非宿泊したい島。

「二輪二脚の八重山巡り」竹富島は神様の島

2009年12月26日 | 八重山諸島の旅
 島全体が海の美しさを演出している、「居るだけで心地よい」そんな島だ。歩くだけで、喧噪と離れた自然を感じることができる。
 現在では新築に際し、は赤瓦しか許可されず全体の景観を守るといった試みもされるほど、赤瓦の古民家が未だ現役、それは、沖縄では珍しく戦災を受けなかったことからだ。
 そして、この島は人口に対する神様率が日本一と言っても過言ではないだろう。聖地とされる御嶽(うたき) が17カ所、足を踏み入れることが憚られる。そんな神秘さがある。