この記事は2月7日「目の保養‥」の続き、です。
先日和裁に行きましたら、先生のお宅に前みんなが注文した品が届いていました。
お買い上げした和裁仲間のお姉さまがニコニコと言います。「葉さん、私の八掛、見たい?見たい?」
なにやら素敵なことがある様子。
「もちろん!見せて~」「しょうがないなあ、見せてあげるわ~(大ニコニコ)」
反物の詰まった大きな箱をやっこらしょうと開けて、出てきたのはこの組み合わせ!
上の細かい格子が反物、下のコスモスが八掛!
遠めには無地に見えるくらいの細かいグレーの格子、上品だけど地味な感じだったのですが‥この色この模様の八掛を合わせると、なんとまぁお洒落じゃありませんか!
聞けばこの八掛、先生のお見立てだそう。さすがです。
八掛って、歩くたびに翻ってちらちら見えて、動く所だからとても目立つんです。粋だわ~。素敵~!!
それを見ていた和裁仲間のひとり「私もそんな風にしたいです~!」
彼女は手持ちの単紬を袷に仕立て直してもらおうと、持って来ていたのです。たまたま家にあった八掛がちょうど色が合うのでそれで行こうという話になっていたのですが‥
これだって全然悪くはないけど
上の八掛を合わせるとこんなふうに可愛くなる!
こんな組み合わせもいいわあ。
「お誂え」の楽しみって、こんな所にもあるんだなぁとあらためて思いました。そして、またしてもひとの財布で勉強し楽しませてもらっちゃった。すまんです。
いつかお誂えする時は、表地の反物ばかりでなく、八掛との調和もうんと考えて作ろう!と決心しました。うんとオーソドックスでじみーな表にあらまっというような八掛‥うっとり‥。
そして、私も無地の単紬を持っている‥袷に直して柄八掛を選んでなんてオオゴトは今のところちょっと手が届かないけれど、奥身の「ちら」と翻るところになにかハギレでいいのをつけて楽しむこともできるなーと思いました。(ただしそれをするとけっこう重くなるそうです。八掛用の生地はやはりそれ用に作っているので違うそう)
他にこんな柄八掛の反物もありました。ほんと、キモノって楽しい!
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いいですね!こういうのも。
大須で安いものばかり見ていると
こういういい物に気づかずにいます。
別の布で八掛にすると重いでしょうね。
私のリバーシブル重いし厚(暑)いし・・・
葉さんも袷が自分で縫えるようになったら
ほ~んと楽しめますね。
がんばれ~!
見えないところの世界って!
チラリとこんなにかわゆい八掛がのぞいたら、わき見運転が増えちゃうかもよ。←危険?
昔の派手な八掛を知ってから、自分の地味でおとなしい無難な八掛を見ると・・・・ちょっとイラつきます。
わたし、八掛といえば無地かぼかしくらいしか知らなかったのです。こんなきっちりしっかり柄のある八掛生地があるなんて、この日見せてもらうまで知りませんでした。
「お誂えさま」にしか味わえない世界‥ちらと覗かせてもらって幸せです。
ちなみにこの柄八掛、お値段14800円でした。大須&リサイクルな世界基準ではたっか~!ですが、お誂え世界ではそんな高くもないですよね。
その機会があったら、是非選択肢にしたい~。
・・袷がひとりで縫える日はとても遠いです・・
見えないところに凝る!実にもって贅沢ですよね。もっとキモノ年季を重ね、華やかに装うこと以上の愉しみが身の丈に合うようになったら、きっとのめりこむような予感がします。
おぢょうひんな色無地をきたすぅちゃんの、裾かららちらりちらりと派手な八掛が見えそで見えなかったりしたら‥みんな、じ~~~っと見つめてしまいますね!交通渋滞してたいへんかも~。