広島のナーシングホームで起きた高齢者殺人事件。21歳の女性介護福祉士が
職員間のストレスが原因で、その職員が担当する高齢者のベッドに火をつけ焼死
させた…とか。詳細は分からないが、実におぞましく痛ましい事件が起きた。
若い女性に巣食った心の闇。誰に相談するでなく、日頃の鬱憤を寝たきりの弱者に
向けたとは…、哀れとも卑劣とも未熟とも、何とも言葉にならない。
今までも時折りニュースになった、介護施設での事件事故。
根底にあるのは人間関係や仕事の悩み・ストレスであり、相談相手がいないこと。
これは現代社会全体の様相で、何も介護施設に限ったことでは無いとは思う。
しかし個人や職場の問題だけでも無いだろうし、人間の耐性が弱化しただけでも
無いと思う。いつの世も生きることは難しく、それぞれ人間が抱える心の闇は深い。
今回の事件は、自分は関係ない大丈夫と言い切れない人が多いのではないか。
心身を消耗させて退職する多くの若い介護福祉士を見ていて、とても『他人事じゃ
ない』と身震いしてしまったkimitsukuでした。
なんと表現してよいかわからない痛ましい事。介護施設で起きた事だけに痛ましさが尚更つのりますね。
こどもやお年寄りなどの全く抵抗できないものに手をだす。。。完全に人間性を失ってしまったのでしょうか？
そうなるまでの、その人間の闇を思いつつ、その先の言葉がみつかりません
本当に答えのでない問題です。
21歳の彼女の荒涼とした心象風景が目に見えるような…。
介護の仕事をしたいと思って職場に就いた筈なのに…。
最近の学生を見ていると、人間関係が煩わしいとか面倒とか聞きます。
他人との関わり方や処し方が分かっていない若者も、少なくないように思います。
直接に顔を見て話すよりも、携帯電話やメールの方が楽なんて言うことも…。
今度の事件にも、そんな現代の風潮を感じてしまいました。
対人関係が重要な介護の職場だけに、いっそう虚しさが募ります。