kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

66年目を迎えた8月15日

2011年08月15日 | 日記
        
 終戦66年目を迎えた今日8月15日、日本武道館で戦没者追悼式が開かれた。
あの戦争で命を失った軍人や一般人310万人を悼み、不戦の誓いを新たにして
世界恒久平和を祈願した。66年前を記憶する人は年々少なくなり、あの時代は
遠くなってゆく。あと10年もすれば、過去の歴史の一頁になってしまうかも…。
          
 折りしも映画『人間の条件』が6夜にわたり、NHK-BSで放送される。
あの時代に生きた一人の青年、梶の眼を通して戦争の不条理を描いた日本
映画史上に残るヒューマニズム名作。若い頃に夢中になって読んだ五味川
純平の原作と共に、小林正樹監督や仲代達矢はじめ映画に関わった人々の
熱い想いが伝わってくる。製作は1960年前後、その当時の映画関係者たちの
使命感や誇り、意志、情熱などを思い、超人的なパワーにただただ驚嘆する。
           
 『渡辺謙アメリカを行く』も、タイムリーなドキュメンタリーだった。
太平洋戦争と9・11アメリカ同時多発テロ、ふたつの歴史的事件を結んで
いま歴史から何を学び何を伝えるべきか…を、精力的に取材していた。
 日米交戦中に隔離収容された日本人たちの名誉回復に奔走した日系人、
アラブ・イスラムとの共存理解、異質なものを排他するナショナリズム等々
考えさせられる問題が幾つか提起されていた。
 あれから66年、現在の…それなりの…平穏が、ホンモノかどうか確信は
持てないが、あの時代の再来だけは避けなくては…と、心から思う。
コメント (2)
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