ベルばか日誌

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派遣だった私と、派遣のオスカル様

2009-09-07 16:55:11 | ベルばか日誌
まだ第1回しか見ていない、「派遣のオスカル」。
ドラマの中で語られたエピソードが、私も実際に経験しました。あれこれと。

経費節減のため、主人公の勤める会社で蛍光灯を外したりしてました。
私がいたある大手企業のビルでは、やはり経費削減のためか、廊下やエレベーターホールの蛍光灯を外してありました。
でも上層階部分は建物の中心が吹き抜けになっていて、とても開放感があって明るいのです。
一方下層階は、光が差し込まず、建物の中央にある廊下もエレベーターホールも真っ暗。まるでダンジョンでした。
で、明るい上層階には大手企業の社員さんがいる部屋。
暗い下層階には、システム開発関係の派遣社員さんたち(←私はここ)と物置(!)が入ってました。
仕事する部屋はしっかり明るかったですけどね。ランチやトイレに行くのもダンジョン探索みたいだったなあ。

もう一つ、この会社で思い出したのは、社員さんは出勤時、ICのIDカードを1階の自動改札みたいなところにかざして入構するのですが、派遣さんは「出入り業者」扱い。建物のわきの外階段から地下に降り、地下2階の通用口で警備員さんに顔写真入りのIDカードを提示して「おはようございま~す」と入構します。
エレベーターも1階からならかっこいいエレベーターが12基もあったのに、地下からは荷物用エレベーターが2基あるだけ。
毎朝出勤時には、通用口のところに何十人もの派遣さんがひしめいて、エレベーター待ちをしてるんですよ。
私が辞める3か月前くらいに、派遣さんにもICカードが貸与されて、1階から入れるようになりましたけど。


私なんかは結婚していたので、お給料が少なくても生活に困ることはありませんでしたが。
一人暮らしの女性なんかは、月々貰うお給料ではやっていくのに精一杯だったようです。
ある会社で経理の派遣だった人は、繁忙期に残業代稼いで、それでやっと年間収支トントンだと言ってました。
彼女、必死で正社員の口を探しつつ、お見合いパーティーに出たりして婚活もしてたけど、今はどうしてるだろう・・・。

その会社では、毎年一流ホテルで開催される新年会に、派遣の者は一切お声がかかりませんでした。
別に行きたいわけじゃないし、呼んでくれなくてもいいんですけど。
でもまったくシャットアウトされるのも、ちょっと冷たいですよね。


派遣やってて一番つらかったのは、ドラマの中でもエピソードがありましたが、経費削減のため二人いた派遣さんのうち一人だけ契約打ち切り。
私は残された方だったんですが、それまで仲良くしてたもう一人の若い派遣さん、自分だけ契約更新がなくなったとわかってから、私と一切口をきいてくれなくなりました。
彼女はそのすぐ後、同じ社内の別の部署に改めて派遣されることになったのですが、社内で私と顔を合わせることがあっても、完全無視。
そりゃそーだよね、彼女にしてみれば、自分だけ切られて面白いはずがない。
でも私にしても、社員さんとか派遣会社に対する不信感がつのってしまって、ものすごいストレス。
結局私も次の契約更新時に、そこを退職してしまいました。



あれこれと、派遣時代の思い出を書き連ねましたが、ここまで書いて、ドラマの2回目を見ました。

チャラチャラした派遣が何えらそーなこと言ってんのよ、正社員だって大変なのよっ!

・・・うん、そうだよね。

つづく、かもしれない。


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