馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

株式相場に翻弄された男 (13)円安に翻弄される息子。

2024-06-21 06:33:04 | 日記


損して得を獲る一心 得をしようとして損する傲慢取引男 (12)円安に翻弄される息子。

続きです。
上記で株式相場に触れた。
10代 証券会社で株式相場の黒板書きのバイト
ドロップアウトしてゆく一心を救ってくれた恩師の計らいでしたのだ。
57年前、東京オリンピック マラソン 17歳少年が実況放送?
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/f03586b8020df69e56431d3e1ccd8030

60年前 当時証券会社は不況のどん底であった。
株式相場のことなど何も知らないが、山一証券は
にっちもさっちもいかなくなり、新山一証券として新たに設立。
一心がバイトした海辺の街の支店は、朝の会議で支店長の罵声が聴こえた。
一心の昼飯もでなくなった。
33年後、山一証券倒産
国内経済に激震
一心は驚かなかった。
「さもありなん」と感じた。
「門前の小僧習わぬ経を読む」
相場実況中継をしていたので
動物的勘であった。
山一証券の最後の社長の嗚咽
「社員は悪くはありません悪いのはわしらです」
有名です、
当時、サラリマンは皆知るところでした。
一心が日本橋三越前に3畳一間の事務所を構えた。
対面のビルから、山一証券最後の社長そっくりの人が出て来た。
暫くして、そのビルにある小さな株式相場の会社の社長になった。
一心が入居するオフィスビルの隣に日本蕎麦屋がある。
風格ある木造家屋。
その店で一人で食べている。
ある日、夜、蕎麦屋に入り、蕎麦と肴と日本酒を頼んだ。
隣席に、その社長がいた。
そのテーブルに二人の若者が二人緊張して呑みもせず沈黙
社長も喋らず沈黙のテーブル。
山一証券にいた社員の話として間接的に聞いた。
あの社長は高卒入社、大学は夜間部。
本来的には、絶対社長にはなれない。
エリート役員は逃げて
尻拭い後始末させたのだ。
狡猾な人事。
大企業とは、エリート認定された若手は、
失敗のないポジションを次々と階段を登る。
転落しないのだ。
現在、私の住むマンションは
山一証券の研修センターと運動場であった。
債務者が入り乱れ、この地域を取り仕切る三井グループも
手を出せなかった。
紆余曲折を経て、マンションとショッピングセンターが建設された。
経営陣の隠蔽により倒産危機に陥り、最後の幕引きをさせられた男。
投機、投資に翻弄され
最後は投げ捨てられたのだ。




続く
「哀愁」 ヴィヴィアン・リー & ロバート・テイラー ミッチ・ミラー合唱団  アニー・ローリー ~ 蛍の光