馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

現代の防人、娘の旅への出で立ち。

2024-04-29 06:59:50 | 日記
4月29日(月)目が開く
時は4時28分
寝床から半月が覗いてる。

月は夜空を巡りながら
私の部屋にはいりこもうと
近づいた。
「もうすぐ、お日様と交代するね」
たおやかに、ガラス窓をくぐり抜けて
光を投げる
昨日は、終日。銅線巻
左肩が痛む
積年の作業疲労
月は私の痛みを知らず
起床を促す。
昨日早朝、スーツケースを引き
肩に大きなバッグを背負い
出て行った。
結婚して1年半足らずで、亭主は
岩手盛岡に赴任。
春盛りの連休7日間を過ごすのだ。
万葉の時代
東国の若者は、九州大宰府に防人として
旅立った。
亭主は現代版、防人(公安職)
「わが妻は いたく恋ひらし 飲む水に 影さへ見えて 世に忘られず」
(現代語訳) 私の妻はとても恋しがっているようだ。飲もうとする水に影までもみえていて、決して忘れられない。

「家にして恋ひつつあらずは 汝が佩ける 大刀になりても 斎ひてしかも 」
    父親が出征する息子の刀になって守ってやりたいと願っている。
    見送る父が歌ったもの。

一心の余命旦夕迫りくる
知るすべもなく娘をベランダで眼で送る

【ピアノ伴奏】オン・マイ・オウン『レ・ミゼラブル』より:On My Own - Les Miserables【JP/ENG sub】


(4)アイビーグラフィティ 中華街 台中戦争の狭間で

2024-04-28 05:46:50 | 日記
「いちご白書」 サークル・ゲーム (訳詞付き) Buffy Sainte-Marie - The Circle Game


(3)アイビーグラフィティ 中華街 港が見える丘
続きです
1970年代 ベトナム戦争でアメリカ青年は、ベトナム戦地にいた。
日本もキャンパスは全共闘世代がキャンパスを跋扈。
一心は、関心が無かった訳ではなく
精一杯、食べて生きるために働いた。
目の前の現実生活を維持しなかればならない。
一心の激情型精神であれば、闘争にのめり込んでしまう。
娑婆に出て、キャンパスで叫んでいた連中は
飼育された駄馬のように従順になった。
逆に一心はサラリーマン社会のサイコパス的生き方に馴染めなかった。
上司の不正不倫に巻き込まれ反撃した。
労組書記長として経営側と対峙した。
在籍していた銀座の職場で追放退社するのだ。
当時の、台湾と大陸中国との狭間に揺れる
人の実態を知るのだ。


35年前の横浜中華街の思い出。
台湾と大陸中国の狭間で苦悶の涙を流す
華僑の人。
蒋介石の国民党軍と毛沢東共産党軍の戦いに敗北した
国民党軍は台湾島で中華民国を樹立した。
その時代での3か国での庶民の生活の一端を知った。
サラリーマンとして30代後半を銀座4丁目のビルで過ごしていた。
再雇用になった高齢の男子社員がいた。
温厚な方で度々、合間に喫茶店で誘われ一服した。
某日、その方が机で弁当を食べていた。
手紙と写真を読んでいた。
文字は中国語、写真には、毛沢東の肖像画が大きく描かれた
壁の前で若い男女が人民服姿で立っている。
先輩男性は言った。
「この二人の結婚式記念写真です」
先輩は語り出した。
横浜中華街で料理店を営む像さんという
中国人がいる。
彼に頼まれた。
先輩は度々、仕事で台湾を訪れる。
台湾で会って欲しい人がいる。
その人物は国共内戦で敗れて台湾へ逃れた
軍人であった。
金門島を守備する大佐である。
大佐には、大陸湖北省に妻子を置いたまま
会うこと叶わず。
どうしても。妻子の安否と行く末を確認したい。
そして、横浜中華街の像さんに手ずるを依頼した。
象さんは私に接触して経緯を話した。
先輩は台湾金門島で大佐に会った。
非常化の金門島に日本人が入島できない状況で会った。
大佐は対岸に向かって涙を流し妻子の名前を呼びかけた。
台北では至れり尽くせりの供応を受けた。
横浜中華街でも同様であった。
先輩は危険だが頼み事を受けざるを得なかった。
先ずは消息を確認。
日本から手紙を出すことから始めた。
次は衣類を送る。
次は衣類にお金を忍びこませて送る。
日中友好団視察に紛れて妻子に会いにいった。
貧しい暮らしであった。
既に妻は亡くなっていた。
再び台湾を訪れ状況を語った。
大佐は泣き崩れ望郷の嗚咽は止まらなかった。
そんな年月を経て台湾大陸は貿易人的交流が始まった。
台湾の中国人が大陸故郷に錦を飾る。
大量のお土産とお金をばら撒くのだ。
再び香港の一国二制度の崩壊現実となり
台湾海峡も緊張が大波の如く上下動を繰り返す。
既に先輩も物故。
その後の行く末は知らない。
政治に翻弄される中国台湾朝鮮半島。
日本はコップ内嵐で騒ぐ。
幸せなのだ。

その先輩は 、一心が退社する時
銀座のレストランんで食事した。
「君は、不正と戦い銀座にやっと復帰したら
今度は、破壊者の汚名を着せた。
そっと餞別をくれた。
私は、前歴を一言も話した事はなかったが知っていたのだ。

823砲戦から60年、総統:当時の将兵に感謝












年老いて体弱く、
ただ残るは青春の数年のみ、
名誉と富貴に骨身をけずっても、
やがてはみな白髪の老人
若い頃は人間が身体を虐め
老いては、身体が人間を虐める。


私のストーリー


製作 シニアマダム
https://blog.goo.ne.jp/ikuralove

(3)アイビーグラフィティ 中華街 港が見える丘

2024-04-27 06:08:25 | 日記
(2)アイビーグラフィティ青春無頼中華街を彷徨う。

続きです。

一心にとっては、中華街 山下公園、港に見える丘公園は
10代から20代、まで限りなく青春無頼でした。
親父は、横浜の造船所で働いていた。
今でも記憶にあるのは、高2の時
夕方、親父に異変が起きているのでは胸騒ぎしていた。
その夜、一報が入る。
親父が造船中の甲板から転落
瀕死の状態である。
それから親父は長期入院生活が始まった。
弟は結核になり、療養所で入った。
兄は浪人中
働き手は、病弱な母が食料品店で働くだけ。
貧乏生活が続く。
現在、造船所は閉鎖して跡地ランドマーク




17歳 やりきれない心身の葛藤
心の闇を吐き出すために、無頼生活に突入
山登り、金稼ぐため、様々なバイト。
ビルの窓拭き
当時はゴンドラはなく、安全ロープ無し
手摺りに片手を掴み、粉石鹸で拭き取る。
山岳部は年間160日間合宿
飯代は要らない



無頼のラブゲームを港町ブールライト横浜で謳歌。
しかし、3人の女は、こんな、張り裂けそう精神状態の若者
女性が本能的な備える将来の男ではないと去った。
壮年になり、彼女達の選択は正しいのだと認識。
後年、又、その思いが違うのだとも感じた。
彼女達はセレブを目指したが、3人共幸福とは言えなかった。
どうしてか、彼女達は、結婚して横浜に住んでいる。
一人は、離婚、再婚相手は自殺
みなとみらいのマンションで一人暮らし。

玉の輿は無いのだ。
共に築き上げる心がないからだ。

「夫婦といっても数ある人間関係の一つにすぎない。
常に点検し、相手が嫌だと思う癖を直すべき」
「恋人同士なら、しっかりと両目で相手の悪い癖を看抜いてほしい」
「結婚後は片目をつぶって受け入れましょう」
結婚も勢いで感情が昂ぶり両目は見開いているが
脳内は混乱錯綜冷静さを失っている。
他人の恋人同士の感情は冷静に判断できて
「このカップルダメダ」
私達夫婦は、山岳部先輩の紹介半ば見合い形式。
氏素性も分かっていた。
妻は言う。
「あなたが一日中出掛けると気持ちが楽になる」
僕はその言葉を背に受けて、心で呟く
「お互い様」
でも、殆ど喧嘩にはならない。
恋愛は考えてするものではない。
結婚は見積りと計算間違いがある。
浅はかな足し算と引き算してプラスになると
互いに思いこんでするが
見積り通りにはいかない。


続く
港の見える丘公園1


港がみえる丘 ちあきなおみ

(2)アイビーグラフィティ青春無頼中華街を彷徨う。

2024-04-26 04:59:43 | 日記
アイビーグラフィティ青春無頼(1)中華街を彷徨う。

続きです。

横浜中華街1


中華街駅から地上に出て、通りを歩き始めて
あれれ!浦島太郎状態に陥る!
半世紀前の記憶しかない。

横浜中華街3


香港の通りの錯覚?
違うのは、人群れの通りを鳩が堂々と食事を探している。
香港であれば、店頭に羽もがれぶら下がっている?

半世紀前と違うのは小鳩がウロウロだが
小娘も唇が紅、ピンク、髪グレー、ゴールド
それに修学旅行生のコギャルが群れていた。

横浜中華街4


路地を徘徊する。

腹も隙間風が通るので、食べなければ
有名店、高級中華レストランは一心には不似合い。
大体、何処の観光地を訪れても、旨くて高額な店は入れない。
必ず近辺には、不味い店がある。
一人で高級中華を食味するつもりはない。
呼び込みする姐さんが中国訛りの日本語の店は不味い。
それを承知で入る。



横浜中華街2








ずっとずっと56年前の横浜開港記念日のデート想い巡らすのだ。
開港記念日

遅れて来た少年は湘南電車に乗って東京で学業を始めるのだ。
キャンパスで見初めた女の子を強引に誘った。
キャンパスは全共闘のヘルメットが占拠していた。

煉瓦の壁の蔦が伸びるチャペルと桜木の間の坂を
2人で急ぎ足で下り
湘南電車に乗った。
人のいないデッキで、互いに向き合い見つめ合った。
桜木町駅で下り、山下公園の氷川丸に乗った。
埠頭で港を眺めたのだ。
その為の奨学金と横浜高島屋地下味噌売り場でバイトした金で
アイビージャケットを買い、ポケットには、数枚の札と小銭のねじ込んで
中華街、元町をラブインパルスで歩いたのだ。




いちご白書をもう一度(昭和50年)バンバン




続く

海辺の女 岩牡蠣

2024-04-25 05:15:51 | 日記
4月24日(水)朝 細雨が窓辺を曇らせる。

夕刻
トランス検品作業中

妻が届け物と部屋に置いた。

ユーパック保冷箱チルド
事前にラインで連絡はあった。
開梱 岩牡蠣。
磯の香がする。

昨年も頂いた。
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/72ea045fc8aee711c6f9affa13e85a91
海辺の女性からだ。
コロナ禍で、弊社のステーショナリー類の余品は
フリーマーケットで販売が出来なかった。
海辺の女性に、その余品を贈ったのだ。
お返しに一流和食レストランでしか食味不可能な岩牡蠣だ。
昨年は、岩牡蠣と格闘した。
頑丈な殻は、鮫も砕けないほどの防御。
開け方の説明書添付。










7 コメント
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Unknown (Unknown)
2024-02-28 17:20:49
その遠い過去に四方の諸国であったその昔、水軍を引いた武将がいた。
幕藩体制崩壊の夜明けを鳴らした武士がいた。
その島に想いを馳せるのだ。
タイムトラベルの過去に浸るのだ。
その過去の歴史に戻ることはできないけれど
自然の光と海と、峯の連なりは存在。
そうして、僕は想起してその中にはいるのだ。
なんと、半島の岬を上がる女が一人
振り返る海原は蒼く。空は濃い青く
緑の起伏の連なりに白光が輝く
なだらかな緑の木々から鳥の囀る
高く大空にトンビが舞いゆっくりと旋回。
過去と今を想像の中でつなぐのだ。
そうして、一人で佇む女に思うのだ。
ブルーベリーのかぐわしい香りに
シミジミ。何を思っているの?

Unknown (ガーベラ)
2024-02-28 22:24:21
以上の問いに100字以内で回答せよ。
受験生の面持ちです。

過ぎ去り過去を求めても叶わず。
設えしステージを追いやって
気づけば半世紀が近し。

無茶が通った昔は 遙か遠く
蓄えたエネルギーを小出しにして
最後のエネルギーが消えるその日まで
細く細くと思います。

賑やかだったこの地も一人減り二人減り
風に聞けども一陣の風となり
ブルーベリーの香しい香りが置いてきぼりに。
Unknown
2024-02-28 22:4:07
素晴らしいお答えです。
百人一首ではなく
百点満点の返歌。


シェルブールの雨傘