動脈硬化 原因は病原体?

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お早うございます。昨日は 慢性関節リウマチ 高齢者の風邪 大腸がん の漢方相談が有りました。

(日経新聞記事より) 東北大の赤池孝章教授らが４月に、動脈硬化を促進する新しい病原体を見つけたと発表しました。

病原体は 「ヘリコバクター・シネディ菌」 で、感染すると血管細胞への脂肪の蓄積を増加させるとの事です。

赤池教授らは動脈硬化になった人の病巣にシネディ菌がいる事を以前に見つけていましたが、今回、マウスを用いた実験や培養したマクロファージを用いた別の実験により証拠が集まったとして、今回の問題提起に至ったとの事です。

因みにヘリコバクター・ピロリ菌とは胃潰瘍や胃がんの原因になる菌として有名ですが、シネディとピロリは形状やゲノム(全遺伝情報) から同じ仲間の細菌と分類されています。

動脈硬化の原因に細菌が関与しているとすれば、予防や治療に抗菌剤やワクチンなどが有望になるかもしれません。

研究は未だ始まったばかりですが、今後の研究の進展が待たれます。