稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

何だかんだと忙しいのに怪我してしもた・・・

2019年07月24日 | つれづれ
上腕三頭筋の肉離れも、稽古の自粛で少しずつ良くなっている。
思い出したように湿布や消炎スプレーや、消炎軟膏など塗っているが、
これらはどうも気休め程度にしか効かないような気がする。

長正館の初心者組のA君がそろそろ防具が必要かも・・・
というので、工房に置いてある防具の中から適当なものを探し出す。

探し出す前に全部出した。随分な量があるものだ。
子供のものも大人のものも随分出てきた。


(垂れはかさばらないが重い)


(小手は箱の中に無造作に放りこんである)


(胴も大小揃っている)

これらの防具は、2017年に長正館を閉めた時に運び出したもの。
廃棄するのも勿体無いので、いつか使えるかもと思って保管してきた。
それに加え、最近、H尾氏が天王寺剣友会さんから戴いてきたものが増えたのだ。

ネームが糸で止められていたので、リッパーを探したが見当たらない。
こういう時にリッパーは便利だが仕方が無いのでカッターナイフと棘抜きで外していた。

案の定、手が滑って左手の人差し指と中指の先を切ってしまった。
中指の傷は浅いが、人差し指の傷は思いのほか深く血がドクドク吹き出る。痛い!
こういう時に一番先に頭に浮かぶのは「稽古出来るかな?」である。

すぐにティッシュペーパーで傷口をぐるぐる巻き、
その上から電工用のビニールテープをきつく巻きしめた。
あとは傷口付近を親指で押さえて頭の上にして30分我慢。
経験上、これで傷口は塞がる・・・はず。

カッターナイフは良く切れるので、痛みも少なく傷も治りやすい。
切れない刃物、例えばノコギリの傷は痛みも激しく治りも遅い。


(切ったすぐの応急処置)


(閲覧注意かも!w)

数時間経過して、血も止まりかけたのでカットバンに取り替えて作業続行。
夜は、急ぎの注文、特注カンバッチの製作である。
けっきょく朝から深夜まで、何だかんだと忙しい一日だった。


(夜はカンバッチの製作)


(合計36個、とんぼ堂オリジナルのネコカンバッチ)

カンバッチは背景をグラデーションにして欲しいとの要望で、
各色ごとに色調整して試行錯誤しながら作っていく。
けっこう手間だが別料金は戴かない主義。
時々傷口に触れて痛い痛い作業だった。

怪我をするのは「もうちょい稽古は休んどき!」という天の声かも。
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