稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

吉田正さんと稽古(小野派一刀流)

2017年02月20日 | 剣道・剣術
昨日19日は長正館の一刀流自主稽古日だった。
人数は7~8人だったので伸び伸びと普段出来ない稽古を行う。
私は加藤氏と刃引を裏表行った。加藤氏は打方はまだ初心者レベルである。
彼は柳生新陰流の修行が長かったので少し柳生新陰流の色が出る。
この長正館での一刀流の稽古が面白いのは、みなそれぞれの武道暦が滲み出ることだ。
空手の者も、居合いの者も、合気道の者も、それぞれ僅かに他流の色が出る。


(引き身の合下段で吉田氏が逆の本覚残心を取ったところ・ジョージマッコール氏撮影)

さて上の写真左の吉田正さん。
氏は大手門学院大学の先生(役職は知らない)だったとか。
なぎなたも剣道もされていたが、あえて段は取らなかったらしい。

いま74歳だったかな? ご近所なので自転車で道場まで来られるのだ。
昨年は少し体調を崩しておられたので、最近の稽古は様子をみてぼちぼちされていた。

短い休憩時間が終わったあと、
「粕井さん、大太刀50本受けてもらえますか?」と言ってこられた。
大丈夫かな?とふと思ったが、さっそく二人で稽古を始めた。
どうせなら早掛かり(間を置かず少し早めて技と気を練る稽古)だ。
心配したが無事に50本を終えられた。

「吉田さん、体調戻ったみたいですねえ」
「いえ、粕井さんの気をいただいて元気出してました」

ともかく稽古に復帰できて良かった良かった。

一刀流の稽古のあとは剣道稽古。
出稽古の方も3人来られたのでいつもより人数が多かった。
稽古時間は1時間10分。休みなしの元立ちはけっこうきつかった。
足の向き、居付きの無いよう気をつけたがなかなかに難しい。
最後に六段相手に手こずってきょうは朝からかなりの筋肉痛である。
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