稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2019年2月28日)

2019年03月01日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時30分過ぎまで。今年8回目。

面を着けずに素振りから。
面を着用後は私は別枠で初心者のO野君を指導。

以下、聞き取れた師匠の話を記す。

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集合礼では、着装、礼法作法を丁寧にする事は剣道にそのまま繋がるというお話。
素振りでは、かならずしも45度にこだわる必要は無いというお話。など。

---正面打ち---
小さく打つにも口元目元まで左拳を上げること。
刺し面では強度と冴えのある打ちは出来ない。

遠くから打とうとすると姿勢が崩れてしまう。
遠くから打つことが良い事ではない。
打つ前、打つ時、打った後で姿勢が崩れないように。
間合いが遠いと腰がいったん引けてから打つようになってしまう。

構えた時に間合いが近いと「打つか打たれるか」だけになってしまう。
遠間でしっかり構えて、触刃に入り、交刃に入る。そこから仕掛ける。

交刃の間で、相手が安易に出てこれないよう、しっかりと構えること。
遠間、触刃、交刃と、リズムで入って打ってはならない。

---相小手面---
小手を誘って小手面。右足を出してその場で小手を打つ。
この時、前に出ると突っ掛かってしまう。

---出小手---
交刃の間で、右足出しながら、相手の竹刀を少しだけ(自分から見て)
左鎬(表鎬)で左斜め下に乗り押さえ、瞬間、重しを取ったように打つ。
横から打たずに真っすぐ上から打つこと。

もう一つの出小手は、右足出しながら相手の右拳を下から攻めて打つ。

打ちが正確で無いのは竹刀の持ち方握り方が悪いのと、
打つ時に左拳の位置が身体から離れてしまうからである。
左手で打つ小手も正確性が欠ける原因である。

七段は七段、六段は六段なりの打つ強度が必要である。
姿勢、打つ時に足がずれない確かな間合いが大事。

---返し胴---
自分から能動的に入ることが大切。待っていては駄目。

---相面、連続技(相面、出小手、相小手面、返し胴)---
打ったあと、相手より先に相手を発見し、遠間で準備すること。
残心の取り方が大事である。

---1分半の回り稽古、4回---

---最終の集合礼---
左足の位置が決まっていないと捨てきれない打ちになる。
どこから打てば良いのかは左足を基点とした打ちが必要になる。
摺りかぶりをしっかりするように。


(切返しはリズム良くの切返しと呼吸法の切返し)


(遠間)


(触刃)


(交刃)


(右足スイッチ)


(強度と冴えの説明)


【感想・反省点】

別枠ながら、O野君も本稽古の流れに沿って稽古してみた。
(大幅にだが)曲がりなりにも形になってきた。
ゆくゆくの目標は初段。当面はリズム良く切返し出来ることが目標である。

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最後に、O野君指導を中断し、最後の回り稽古に参入する。

自分的には気持ちの準備が出来ていなかった。
「あれ?構えがしっくりこないなあ・・」と思いながら終ってしまった。

師匠から「抜いて面をするな、それなら自分から先に打て」と言われていたが、
攻めも何も無いところでの小手に対して思わず抜いて面を打ってしまう場面が2回あった。

考えてしまうと動きが遅くなる。
本能に任せると木曜会の稽古でなくなる。
交刃の間で相手が安易に打ってこれないような構えにはまだ程遠い。
身構えも気構えも不充分。ああ難しい。
コメント
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