頑張れ!じゃがいも3兄弟!自分に甘く、子供に厳しい親父の日記パート2

この日記は、子供達の日々の成長や反省を書き綴り、子供達の成長を真に願う方々と熱く語れる場になればと思い作成しました。

㊗️日本一(長いです。)

2021年11月26日 | 日記

一夜明けました。

昨日はたくさんの方々からお祝いコメントをいただきました。
 
一同にお礼する形になってしまい、申し訳ございません。
 
本当にありがとうございました。
 
振り返ったこと全てを書こうとすると、途方もないので、少しだけ今の思いを書きたいと思います。
 
大悟については、我々にとっては初めての子ですので、全てが手探りで、失敗、遠回りに付き合わさせてしまいました。


だからこそ報われて欲しい。
 
そんな思いでずっといました。
 
初めて出場した全中は準優勝。
 
全日本カデで優勝したものの、高校選手権、インターハイでは準優勝。
 
全日本ジュニアでは3位が3回・・。
 
講道館杯も3位、どうしても日本一のタイトルに手が届かない。
 
大学で日本一にと意気込んで入学したものの早々に監督がいなくなりました。
 
練習環境その他色々なことで本当に苦労し、特にこの一年は、人生で一番悔しくて歯痒いと言っても過言でない出来事もありました。
 
そんな中、最後の全日本学生。
 
全日本学生で優勝してもシニア強化。
 
次々とシニア強化の選手が回避する中、大悟は最初から出場を決めていました。
 
口にはしませんでしたが、こいつは日本一になりたいんだなと思いました。
 
試合の数日前、関東の大学に1人で出稽古に行きました。
 
そこで同階級の選手とボロボロになるまで練り上げました。


試合は二回戦からスタート。
 
初戦、動き悪くガチャガチャで技あり勝ち。
 
三回戦は元々階級上のインハイ優勝者を倒した関東の選手で指導3勝ち。


この選手は出稽古先でボロボロになるまで練習させて貰った選手で、もしあの出稽古がなく、初めて対戦したとなれば危なかったと言うぐらいのギリギリの試合でした。
 
準々決勝は体育学生優勝者、同階級でこれ程寝技の達人は見たことがないというぐらい素晴らしい寝技の選手で、何度も絞め、関節で危ない場面がありましたが粘り強くGS指導3勝ち。


準決勝は東京学生優勝者、試合終了間際の小内刈りで技あり勝ち。
 
そして決勝戦、誰が上がって来ても強いのは当然、そしてここまで来れば勝っても負けてもよくやったでいいじゃないかと思っていましたが、たった1人だけ、この選手だけは避けたいと思っていた選手がいました。
 
東海大の市川選手です。
 
高校時代、選手権、インターハイの決勝で敗れ、ここまで1勝3敗。
 
大悟には試合前に、
 
おい、漫画やったら勝つところやけどな。
 
なんてことを声かけましたが、正直、神様は何て仕打ちをするんだ、なぜここでまた市川君なんだと思っていました。
 
試合が始まっても、自分はどう慰めるか、どう自分を納得させるかしか考えていませんでしたが、大悟は強い気持ちで戦い、磨きに磨いた技で技あり勝ちしました。


試合後、静かに私達の方に向かって拳を上げてくれたようですが、私は何も見えない状態になっていたので、それに気がつきませんでした。


いろんな人から、漫画のようなストーリーだと言われました。
 
私自身、そんな話なんてあるわけないと思っていましたが、本当にあったのです。
 
泣きながら大晟が電話して来たと、泣きながら本田先生から電話がありました。
 
ブログもいいエンディングになったと思いましたが、何だか燃えに燃えている大和からも電話がありました。
 
また新たな目標に向かって邁進するのみです。
 
大悟、本当におめでとう。
 
報われて良かったな。

本当によく頑張ったわ。