
過去、何度か親御さんから、
厳しく指導して貰ったらいいですから。
子供さんと同じ扱いして貰ったらいいですから。
と言われたことがあります。
その際、全て、
いや、無理です。
と答えてきました。
他人様の子供を我が子同様に扱うなんて、実際、難しい話です。
まず、親がその気であっても子供にその気がなければ話になりませんし、大抵、そこまで深く考えていないとは思うのですが、
そんな甘い話じゃないんですけど・・
と思ってしまう自分がいます。
で、何か最近、いろんな場面で甘さを感じて仕方がない。
例えば、当たり前に合同練習や錬成会があって、ただ単にそれをこなしていたら強くなる。
はたまた、中学に行けば、体が成長し、適当な成績を残して高校から推薦を貰えるだろう。
いやいや、そんな甘い話はないと思うよと。
世の中にどれだけ必死で努力している人間がいるのか。
そして、どれだけの思いをしてバックアップしてくれている大人がいるのか。
そういった事を知るが為に、県外の試合や出稽古に行かせて貰い、その都度伝えているつもりだがなかなか浸透しない。
やはり、何でもかんでも当たり前の環境は甘えが生じる。
先々で通用する柔道の指導なんてものは分からないが、先々でも自分に厳しく、人に優しく、感謝の気持ちを持って行動出来る人間育成が喫緊の課題だと思っていますね。