今更ですが、何とも言えん時代になりつつありますね。
言っても分からん奴に一生懸命になっても損するだけやから止めとけ。
そう、本人の為にと思って指導しててもパワハラ、我が子と同じ愛情を込めて指導していても体罰と言われかねないこのご時世、お節介気質の私は、よく考えて行動しなくてはなりません。
自分自身がそうだったからと、同じ手法を用いるなんてナンセンスだと、あの手この手を考えては見ますが、何とも悲しい時代だと感じてしまいます。
思えば、最近は豪快な先輩なんて少なくなりました。
若い頃、忙しくて全く仮眠が取れなかったのに、仕事を終えた先輩から、
おい!来週、野球の試合があるからお前も来い!
と言われ、柔道部上がりだっちゅうのに、『お前は素質がある!』とひたすら雨あられのノックをして下さったわけの分からん先輩。
(今思えばただノックがしたかっただけじゃ・・)
神戸で同期の結婚式があり、
よっしゃ!二次会の会場まで新郎を胴上げして行くぞ!縁起が悪いから絶対落とすなよ!
と神戸から元町まで腕がパンパン、汗ダラダラ流しながら一生分の胴上げをさせてくれたわけの分からん先輩。
(多分、近いと思ってたんでしょう、1時間ぐらいしてました。)
仕事中、特に考え込んでなんかないのに『お前、ちょっと元気がないぞ、上に言うたるから今日は帰れ!』と言われ、私が、『いや・・別に悩んでなんかないんすけど・・』と言うと、『何やお前、俺が人を見る目ないっちゅうんか?』と絡んできて、意味なく休ませてくれようとした先輩。
こんな話は日常茶飯事で、15年前ぐらいには、ここでは書けない、豪快且つ無茶苦茶な先輩がたくさんいたものですが、荒れた現場では常に先頭を切ってくれましたし、自分達は『迷惑な愛情』を受けながらも、恰好ええなぁ~頼もしいなぁ~と憧れを持っていたもんです。
言うても分からん奴、響かへん奴に言うても無駄。自分が損するだけ。
何とも悲しいフレーズだけど、意識改革しにゃかならんのは、きっと時代遅れの私なんでしょうな。