田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

田主丸の春まつりで酒蔵めぐり

2024年04月18日 | 日々の出来事

 先週末は市内の田主丸町で春まつりが行われ、各所でイベントがありました。私は酒蔵をはしごすることにしました。酒蔵といっても日本酒の醸造元は一か所だけです。

 最初の訪問地は若竹屋酒造場。元禄12年の創業で、筑後地方でも老舗の酒蔵です。一年半ぶりに来ました。

 私が買い求めたのは「渓」という吟醸無濾過生原酒です。原酒なのでアルコール度数は高め。濃厚でまろやか、かつフレッシュな味わいです。ただ前回、秋に同じ銘柄を飲んだ時はもっと荒々しい味だったように思います。

 有料試飲コーナーです。今回は酒蔵見学はありませんでした。生原酒は加水していないのでロックで飲んでも美味しいそうです。次の機会の楽しみにしておきます。

 若竹酒造から車で10分足らず、耳納北麓にある紅乙女酒造へ来ました。ここは胡麻焼酎の醸造所です。

 胡麻焼酎はほのかな胡麻の香りと柔らかい味が特徴で、女性に好まれそうな焼酎です。私は普段は癖のない米焼酎を愛飲していますが、胡麻焼酎もいいですね。米焼酎は米と米麹が原料なので吟醸香がする銘柄もあります。

 貯蔵庫です。まつり期間中は開放されていました。

 樽貯蔵と甕貯蔵。焼酎はここで長いあいだ寝かされて熟成します。

 樽はフランス産のオーク材。樽にはリザーブしている人やホテルのサインがあります。

 貯蔵庫を出て、木陰の道を上っていきます。

 緑陰広場では人々が寛いでいます。この日はミニコンサートやマルシェ、ワークショップも行われていました。

 紅乙女酒造のすぐ近くに巨峰ワイナリーがあります。ここは巨峰ワインの醸造所。

  直売所です。

 このワイナリーでは葡萄だけでなく、いろんな果実のワインが作られています。私はワインにはあまり馴染みがありません。以前、巨峰の収穫祭の時に葡萄の足踏み体験会がありました。大きな樽から滴り落ちてくる葡萄ジュースは美味しかった。生原酒と同じで濃厚で甘く、何よりもフレッシュな味です。

 地下貯蔵庫の入り口です。自由に見学できます。

 ワイナリーにある森の中のレストラン。

 この日訪問した醸造所はもともと若竹屋酒造が本家です。日本酒だけではなく巨峰の露地栽培とワイン醸造、そして胡麻焼酎の開発と、その時々の当主の物語がありました。今は経営が別になり、それぞれの道を歩んでいます。

 

 

 

 

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