渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画『続・黄金の七人 レインボー作戦』(1966)

2020年07月01日 | open


前作『黄金の七人』(1965)に引き続き2本
続けて観た。6年ぶりだ。
いや〜。エロい。いや、面白い。
この作品がモンキー・パンチ先生の劇画
『ルパン三世』の下敷きとなった。

このロッサナ・ポデスタが峰不二子だ。












痛快娯楽作品『黄金の七人』はイタリア、
スペイン、フランスの合作映画だ。
基本的にはコメディだ。とことん人を喰っ
た。
55年前の作品なのだが、当時最新鋭の
機器を登場させて、今なら「ミッション
インポッシブル」や「ジェイソン・ボー
ン」シリーズのような位置づけだろう。
だが、徹底的にユーモアを基軸としてい
る。007シリーズをコメディ化したような
作品だ。
シリーズとしては4作作られたが、他の
2作は単なるエロ、単なる詐欺大作戦と
なっていて、本2作との連綿性も無く、
作品基調も異なるのでまるで別物だ。
『黄金の七人』はこの2作で完結だ。
ロッサナは生きていれば今年86才になる
が、この30そこらの頃のエロティカルな
こと。セリフは案外棒読みだ。日本語吹き
替えの声優さんのほうがずっと「演技」が
できている。
荒唐無稽なオナハシだが、本2作は55年
過ぎた今でも映画作品として十分に楽し
める。
2本続けて観るのがいいだろう。
完全な連作だから。
いろいろなパロも出てきて面白い。

まあ、なんてのか、峰不二子も実在して
いたら、今年85才くらいですよ〜(笑)。

『ルパン三世』の峰不二子(1967〜1969)


『ルパン三世』の峰不二子(1971)




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