渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

日本刀の真髄

2022年09月11日 | open
 
 
 


日本刀の真髄。
それは切れる事。

だが、順序がある。
日本刀の条件は重要な順に古来
人口に膾炙されてきた。曰く、

折れず>曲がらず>よく切れる

なのだ。
まず日本刀は折れない事が大事。
そして曲がらず。
よく切れるのは一番最後だ。
これはなぜか。
日本刀の大前提としては「切れる」
事は当たり前の大前提だからだ。
その切れ味の如何について「よく
切れる」が加えられる。
良くも悪くも切れるのは当たり前。
いうならば、日本刀の真髄とは
切れる事。
刀は切れてなんぼなのだ。

畳表巻きや巻き藁あたりに切り
つけて
折れ飛ぶなどというのは
論外。
切り手は全員達人ではない。

切り様の如何は使い手の腕にも
よる
が、刀剣そのものが駄作で
あって
は話にならない。
主命を完遂することができない
から
だ。
つまり、それらの鉄の延べ棒は
武士の持つ物ではない。




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