渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

アマゾンでの釣り ~「ミート・イーター 猟理の達人」~

2021年03月19日 | open

















実録番組『ミート・イーター』は鳥猟、
獣猟だけでなく釣りも多くやる。
今回のエピソード9は南米アマゾンだ。
ピラニアやこのような食肉魚がうようよ
いるのだから、川にドボンだと1分で
骨だけになるというのも頷ける。
いや~、これはかなり緊張するだろう。
ピラニア釣りの時は、餌を船から落とせ

ば鉤に食いつく入れ食いだった。
それを川岸に設営したキャンプ地で
焼いて食っている。
重装備ではなく、完全なブッシュクラ
フトでコンロやポールや食事器具を
その場で作っている。
噛まれると死亡する毒蜘蛛や毒虫が
多い中、ブッシュを長い山刀で切り
拓いて平地を作り、そこをテン場と
して設営していた。
テントなどはない。ブルーシートだ。
そこでスタッフや案内の現地の人たち
が雑魚寝で一晩過ごしてから翌日
またアマゾン川をボートで上る。
大量に釣ったブラックピラニアも
そこで焼いて食う。
鯛のような味でとても美味いとの
ことだった。

この『ミート・イーター』はディア・
ハンティングがメインだが、かなり
本格的な猟番組で面白い。
北米ではワイオミングの元州知事
が天才的な射撃の名手で、メイン
キャストのスティーヴも同行者も
目玉ひん剥いて石になっていた(笑)。
元州知事は親善のため来日したこと
もある人だが、開発課題と環境保全
のバランスを取って有意義な政治を
実行した人だ。
番組のキャストたちは、政界から引退
した元知事(まだ若い)に対して、
「あなたのような人こそ政治を
担ってほしい」と口々に言う。
まるで、大統領選に立候補してくれ
と言わんばかりに。
なかなか魅力的な人だった。
元知事は冗談めいて声を潜めて
笑いながら言った。
「友人が私に言ったよ。そんなに
射撃名人であることを多くの人に
知られていなくてよかったな、と」

この番組は現在ネットフリックスで
配信中。
かなり面白いです。
この『ミート・イーター』と『アメ
リカン 
バーベキュー』の2番組は推し。

但し、『ミート・イーター』を観ている
と、使っているナイフの切れ味はどなた
のナイフもかなり悪い。え?という程に。
米国のハンティングのプロでも刃物研ぎ
は日本人のほうが上手いのだろうか。
日本人が研いだ刃物のジャパニーズミラ
クルを見せてあげたくなる。

⇒ ペーシュ・カショーロ


この記事についてブログを書く
« 天気予報 この連休は雨 | トップ | キムチ »