渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ビリヤードキューはゴルフクラブと同じ

2023年05月22日 | open







手玉のどこを撞いても手玉が
直進しかしないシャフトとい
うのは、「良くない」シャフト
だと思う。
ゴルフの場合、スィートスポット
が広く、フェイスのどこで打っ
ても玉が真っ直ぐに飛ぶクラブ
は超上級者は選ばないと元GP
ライダーで日本チャンピオンの
本間利彦氏は言う。現在はゴル
フの世界で上を目指している人
だ。
ビリヤードのキューは、20年程
前から手玉が直進さえすれば
「良いキュー」という世紀の大
誤認が蔓延し始めた。
撞いたら撞いたなりに正直に
手玉が動くキューではなく、手
玉のどの撞点を撞こうが手玉は
直線的に進む。
そして、横トビの補正が少なく
済むので「キューに見越しが
無い」という物理的にもおかし
いトンチンカンな事を言い出す
人間が日本人限定で雨後の筍の
ように増えた。
キューに見越しなどは存在しな
い。キューは物体だ。
キューにはパワーなどは存在
しないのと同じく、キューに
見越しは存在しない。
ズレやトビを見越して補正する
は人間だ。キューはやらない。
そして、ヒネると直進オートマ
的なキューでさえ歯車作用で
先玉にスロウが発生する。
結局は見越しの補正を取らない
と玉はシュートインできない。
「見越しの無いキュー」などは
二重の意味で存在しない。

だが、存在しない物を存在する
かのような虚飾の夢想妄想を
現実かと、誤認誤謬を広めよう
としている人間たちが斯界で大
手を振っている。
人間不在の不明さは、認識の
低劣さだけでなく、本質性そ
のものさえも見る力を消滅させ
る。

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