宜しい!
♪ 白い(ピーーッ)の(ピーーッ)で
今日も嵐が吹き荒れる
ルール無用の(ピーーッ)に
男の(ピーーッ)を見せてやれ
てね。
別に巨人がピーーッではないけれど。
しかし、1960年代、70年代において、
東京首都圏で阪神ファンを通すのは根性
が要った事は確かだ。
今の広島県のようにカープファンでない
者は隠れキリシタンのような思いをする
ことまではなかったが。
ま、周りはほとんど巨人ファンな訳で。
男ドアホウ甲子園と江夏さんがいたから
俺は阪神ファンになった、というのは嘘
で、実は花形満がとてつもなくカッコよ
かったからだ。
星飛雄馬の大リーグボール1号を打つため
に、秘密の極秘特訓をする。もう半身不随
になる危険を承知で。
そしてついに飛雄馬の大リーグボールを
史上初めてホームランにする。
だが、しかし!
打撃により、四肢の骨は骨折し、花形は
力尽きる。
普段、金持ちのボンボンで、中学生から
スポーツカーを乗り回し(勿論無免許)、
放蕩三昧だった花形は、星との出会いで
カネは関係ない真剣勝負の世界に目覚め
る。
そして自らの死をも厭わず立ち向かって
行った。
とてつもなくカッコ良かった。
私は星飛雄馬よりも花形満に惚れた。
男として惚れた。
なので阪神ファンなのだ。
でも、江夏さんの存在がかなり大きい。
あのオールスター9人連続三振は、タイム
リーに見ていて、鳥肌が立った。
リーグ戦でも巨人の王、長島、川上監督
の存在は絶対的な巨壁の時代だった。
それを対巨人戦に限っては、剛腕でバッタ
バッタとジャイアンツをなぎ倒す江夏さん
に痺れた。
抗えない強い力に立ち向かう漢を見た気が
したのだった。
一昨日の順位表。
やれ!虎よ!
しかも今季、最下位からのこれだ。
見せてくれ!
男の(ピーーッ)を!