G.サカイの謎の鋼材H-1鋼。
炭素が無いのに圧延鍛造で硬度を出して
いる。
棟側はロックウェルで50台前半なのに
刃先に行く程硬度が上がり、刃先では
60台中半あたりまでの硬度が出ている
と製造者は説明している。
実際のところ、砥当たりは非常に妙な
感触で、かなり硬度が高いのに砥当
たりが良い。
たりが良い。
変なナイフ。
陸自隊員将校に1丁進呈して、訓練等での
野外テストをしてもらった。装備と
して装着もして。長期継続野外訓練
にても。
して装着もして。長期継続野外訓練
にても。
物凄く永切れするという。
雨天行軍でずぶ濡れのままでも、サビは
一切出ない。
そして、いつまでも恐ろしく切れる、と
のことだ。
このG.サカイのH-1鋼材は、成分を
一切公開していない。特殊鋼の中
でも別な意味で特殊だ。
一切公開していない。特殊鋼の中
でも別な意味で特殊だ。
私の周りにも何人かG.サカイのこのH-1
材のブレードのナイフを使っている
人たちがいる。
人たちがいる。
やはり、研ぐと柔らかく感じるのに、大切
れする不思議なナイフだという。
硬度配分の配置は日本刀のそれに極めて
近い。
このナイフ、ハードな使用法でも滅多に
折れ欠けしないというのも頷ける。
変わった変なナイフだ。
海釣りなどにはもってこいだが、通常の
アウトドアナイフとしてもかなりのスペッ
クだといえる。
陸でも、ゲームの解体とかもできるので
はなかろうか。鹿とか猪とか。
薪割りは、ホロー断面なので割断性は良く
はない。ただ、鎬の作用ってすごいね。
鎬のエッヂが利いているのが割りではとて
もよく分かる。グラインド断面形状から
木材には刃が食い込み過ぎてしまうのだが、
鎬が楔作用を出していることは体感できる。
ただ、スカンジのようにカッポーンとは
割れない。エビ鉈が凄い割断力をみせる
のも、あれ、鎬部分がなくてつるっぺた
だったらあそこまで気持ちよく割れない
と思う。
このナイフ、棒叩き以外では、全ての点
で野外ナイフとして非常に優秀だ。
木材には刃が食い込み過ぎてしまうのだが、
鎬が楔作用を出していることは体感できる。
ただ、スカンジのようにカッポーンとは
割れない。エビ鉈が凄い割断力をみせる
のも、あれ、鎬部分がなくてつるっぺた
だったらあそこまで気持ちよく割れない
と思う。
このナイフ、棒叩き以外では、全ての点
で野外ナイフとして非常に優秀だ。