渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ビリヤーズ バー&グリル

2022年11月28日 | open



知り合いがビリヤード場を経営
したいと言う。
そこでは食事は出すがビリヤー
ドだけに特化して、酒は一切
置かない方針だという。持ち
込みも禁止というプランらしい。

結構難しいのでは、と思う。
ニューヨークの老舗エイムスは
ノーバー、ノーピンボールマシン、
ノーボウリングレーンのジャスト
インプールだった。
だが、時代の波に洗われて、戦前
からの老舗で映画『ハスラー』
(1961)で店内ロケにも使われた
が、1970年代目前に閉店した。

飲食とは食事と飲み物=酒も提供
する事だ。喫茶店でさえビールを
置いている。
まして、日本では古びた昭和レト
ロの玉屋でさえビールがある。

飲み食いして金を使わせないと
売り場面積比で玉代だけでは
ビリヤード場の経営は困難を
極める。
1台あたり6×7メートルの場所
を占有するからだ。

食べて飲んで寛いでの三拍子が
無い玉屋は経営が困難だろう。


日本の昭和時代の玉屋は、料理は
出せないので、近所からの出前が
定番だった。大抵は丼物。
そして、勤め人は終電前には退店
する。
だが、その出前の食事代も店内で
使わせるシステムでないと、経営
は今の時代には困難だ。
最近増えている店では持ち込み自
由で飲食は提供しないというビリ
ヤード場が新規にいくつも開店
している。

確実にこの先行き詰まると思う。
飲食店舗としての経営となると
行政認可の店舗種別も通常の撞
球場とは異なって来るが、そこ
は飲食店登録で集客したほうが
得策と思われる。


ただし、食事を提供するビリヤード
の店は、許認可の関係で法令上は
壁で厨房が仕切られていないとな
らない。
そのあたりの設備投資が難しい
のでなかなか店内での調理ができ
る撞球場が無いのだろう。
喫茶店のようにはいかない法令的
な問題もクリアしないと、飲食を
提供できるビリヤード場とはなら
ない。
カップ麺一つでもお湯を注いだら
「調理」となるので、各種法令的
な認可が必要となる。

このような店が住む町にあったら、
毎日ちょい顔出しするけどね、
私は(笑)。
ここでオヤジの作る飯食って。
ホームズトラッドバー&グリル。
なかなかいいぜ。












こんな感じの店は広島市内に
あるらしい。
なぜかアメリカ的と思ったら
最初のオーナーはアメリカ人
みたい。
道理でアメリカ、横浜、横須賀
ぽい雰囲気だと思った。




こちらヨコスカ。ハマもそうだが
客はジンガイさんが多い。




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