横浜の小学校時代、バス通学
だった。徒歩でも通学したり
もしたが、主軸はバス通学。
ある時、下りる時に私の定期
券の期限が切れていた事に気
づいた。
あいにく、現金の持ち合わせ
はなかった。
神奈川県中央交通(市民の愛
称かなちゅう)のバスの運転
手さんは「今度、今回の分も
払ってね。(定期券の期限に
は)気をつけるようにね」と
言いながら笑顔で私を下車さ
せてくれた。
1970年9月の事である。
時代の違いなのか。
確実にそれだろう。
人間が違うのだ。今の時代は。
とりわけ、ゆとり世代という
種族たちはそれまでの一般的
日本人とは根底から人的質性
が異なる。
今、そのゆとり世代が中年と
なり、日本の各分野の中心に
いるような時代になった。
現在、日本は国力がダダ滑り
中。
想像力も創造力も無い、決め
られた事をこなすのがやっと
の人材ばかりが膨大な数で
大量生産されて社会の産業
システムの中に棲息する時代
になった。
そうした連中が二輪車や自動
車をかろうじて作り、また
他の産業界や教育界や医療界
や政治の世界等々各分野に散
らばるようなのが日本の実態
となった。
日本に未来はあるのか。