渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

焼き芋

2021年01月13日 | open


サツマイモをストーブの上で焼いて食べ
ら、めちゃくちゃうまかった。


塩はこの海水から作った塩を振った。


岩塩もうまいが、これまたうまい。
瀬戸内海は江戸時代から海の塩田製塩が
盛んだった。広島藩三原城前の海でも
入浜塩田製塩が盛んだった。それは、
なんと昭和時代まで続いた。
瀬戸内海全域は製塩の場所でもあった。
常陸から赤穂に転封された浅野家が入浜
製塩で良質な歯磨き塩を作り出したがゆ
えに、それまで歯磨き塩で既得権益を得
ていた吉良が辛辣なパワハラを浅野に行
ない、その挙句松の廊下事件が起きた。
公然と人前で面罵された浅野内匠頭の刃傷
は正しい。あそこで刀に手をかけぬは武士
ではない。吉良もまた武士の情けを知らぬ
武士の風上にも置けぬ仁、斬られて当然
だ。
ただ、浅野内匠頭の大失敗は、殿中差しで
振り被って吉良に斬りつけたことだ。
接近するまで抜刀せず、間合いに入ったら
そこで抜刀して腰に構えて突進し、肝臓
を一突きしてえぐり上げるべきだったの
だ。これで敵は即死する。
短い刃物は前や上に差し出して構えては
ならない。落とされる可能性があるから
だ。短い武器は身に寄せて使う。
一度、新宿裏路地で警官が馬乗りにされ
て刃物を振り上げた外国人の暴漢に襲わ
れている場面に遭遇した。1993年5月の
事だ。
瞬時に駆け寄って手首を蹴り上げてから
刃物を飛ばし、一連の流れで顔面を直に
蹴った後、完全制圧した。アスファルト
の路面で顔面の肉を嫌という程に削り取っ
て血だるまにして関節を固めて押さえ付け
て制圧した。あそこでその手を固めて逆手
取った状態で、上から頭部を蹴り下ろし
て脛骨をひねって延髄を切れば即死した
だろう。
若い警官も警官だ。犯人に近寄る時には
警戒して銃を即抜けるくらいに気構える
べきだ。あれ、下手したら殺されてるぞ。
馬乗りにされて凶器振り上げられたのだ
から。
短い刃物は身から離し瞬間が隙になる。
浅野は廊下で激昂したがゆえ、刀の扱い
を瞬時に忘れた。
確実に殺すには刺すのだ。そしてえぐる。
肝臓を刺しえぐれば人間は即死だ。
吉良上野介を討ち漏らしただけでなく、
廊下で他の武士に「殿中にござる」とはが
いじめにされて止められて討ち漏らした
あっては、そちらのほうが往時の武士
の感性では切腹に値する。
ただ、江戸城内での刃傷沙汰は何度もあっ
たが、一度、抜刀し斬りつけた者が周囲に
いた武士(大名)たちになますのように寄っ
てたかってめった斬りにされて征伐された
事件もあった。
周囲にいた高禄旗本や大名たちのその行為
こそ武士の行ないでもまたある。
人の殺し方に長けていない武士などは武家
政権時代には要らなかったのだ。


焼き芋は、新聞紙を濡らして巻いて、それ
からホイルで包むとなお美味しい焼き上が
りになるという。
いずれ焚火でやってみるとせんとてせむ。

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