渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

謎のナイフ ALTEMA ファルコン1

2020年10月14日 | open


製造者販売者が詳細不明の謎のナイフ。
福岡県飯塚市の住所の業者が製造して
大阪駅前のインテリジェントビルの中
の住所の業者が販売と発表されている
が、私の調査では両者とも現地に実体
は存在しない。
まるでCIAが反共傭兵部隊に秘密裏に
渡したFAL小銃のような怪しげな謎に
包まれたナイフである。
(現在、完売)


その名もファルコン1。
明らかにバークリバーのブラボー1を意識
している名称だ。


このナイフ、ハンドルがバークリバーの
ブラボー1より1センチだけ短くしてある
のみで、あとはほぼバークリバーの設計
要式を踏襲している。


使える。
肉厚5ミリ。どハマグリ刃。
鋼材は信頼の440Cだ。
ヨンヨンマルシーと読む。
HRcは59もあれば十分だ。


マイクロベベルは私が全域付け直した。
ソリ(フクラ)からポイント(切先)の形状
も私が成形した。Rがガタガタだったの
で、曲線率に歪みなき状態にした。


細かい作業もこなすし、重みがあるので
丸太チョッピング切断もできる。
出所不明の謎のナイフなのだが、極めて
実用的信頼性が高い。ますます謎。
このナイフは何のために世に出されたの
か。
これだけの精度と出来のナイフがたっ
4000円台という廉価で、高級化粧箱に
入れられて。

とにかく使える。
日本刀の世界での「郷と化物は見たことが
ない」という言い回しがあるが、化物のよ
うなナイフだ。
実像は同田貫のようなナイフ。


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