渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

逆胴横薙ぎ (1993年)

2020年08月17日 | open

逆胴横薙ぎ(1993年)


あくまで刃筋確認。
一に刃筋、二に刃筋、三四が刃筋で
五に刃筋。
刀術はそれだ。
手の内とか肩甲骨の使い方とかいろいろ
技法的な細かい要諦はあるが、どんな
ことをやっても
刃筋こそが立っていなけ
れば日本刀は全く切れ
ない。
刃筋狂いのままでたまたまねじ切る事も
あるが、それは運刀での切りではない。

とにかく刃筋。
刃筋さえ立てられれば、畳表あたりは
小学4年生の女の子でもスッパスパと
切断できる。実際に小学生の女の子が
切ってる。



これも刃筋確認。キモは全く同じ。
何がどうなっているのか、私は自己確認
を続ける。どこがどうして駄目なのか、
何がどこまで出来ていて何が出来ていない
のか。改善点はどうなのか、すべて実践
の中で自分自身が自己検証していく。
僅かでも、ほんの僅かでも、5分前の自分
を超えるには一体何が必要かを自分自身
で冷静に考察する。
人のアドバイスや助言や指導はとても
重要だが、結局会得するのは自分自身
でしかない。


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