渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

羽田空港事故について思う事 ~マスコミの姿勢~

2024年01月04日 | open



今回の羽田空港事故について、
非常に不可解というか疑問に
思う事がある。
それはマスコミの報道姿勢だ。
滑走路閉鎖による空港での搭
乗待ちの乗客たちにやたらめっ
たらとインタビューしている。
そして、これは編集でカット
しているのかも知れないが、
同じ国民が生き死にの瀬戸際
の事故に遭っているのに、自
分らが家に帰れなくなったと
かの空気だけ全開発奮のよう
な「作り」に報道映像を設え
ている事だ。

何の意味があるのか。
そして、同じ日本人が大量に
生きるか死ぬかの大惨事に
遭ったのに、空港で待機して
いる人々は他人事だ。
まったく自分の事だけしか
考えていないかのような答え
を軒並み画一的に回答する。

事故遭遇のJAL機の人々や海保
の人たちへの気遣いや心配を
示す人は、「報道の映像」で
はゼロだ。ゼロ。
どれくらい待たされているか
という自分の都合の事だけし
か言わない。「明日仕事なの
に」とか。


これは二つの可能性を示して
いる。
すべて意図的な作為的報道
「他の乗客が迷惑を受けた」

という方向に持っていきたい
か、あるいは、本当に他の搭乗
予定客たちは同胞の生死をさま
よう惨劇を他人事でし
か捉えら
れないのか。

私は推測だが、両方のダブル
だと思う。

とにかく、報道機関(とりわけ
テレビ局)がどこも同じように
「交通の便が麻痺して困った
乗客たちが大量発生」という点
みに絞った報道を続ける事に
言い知れない違和感を持つ。
まるで、搭乗待機客たちの反応
が積雪や台風で発着便が
欠航と
同じような感覚でいるか
のよう
に見えるのだ。
もしかしたら、自分らが搭乗し

た機体が遭遇した大事故かも
しれないのに。

何かが働いているような気が
する。
得体の知れない何かが。


この記事についてブログを書く
« Z-YARDキーホルダー | トップ | 冬の峠 »