重すぎたり、大きすぎたり、いろいろ古さは
感じたりもするけど、アウトドアでさりげなく
バック110をポケットから出して使ったりとか
するのは、とてつもなくカッコよく思えるの
ですよ。
なんなのだろうなぁ。不動の定番、というか
歴史的名品が持つスタンダードの盤石さという
か。
やっぱ、1本は本物のバックのワンテンを持って
ないとダメかなぁ。
フォールディングとしては全長22センチもあって
決して小さくないので、それが引っかかって
今まで所有したことなかったけど、やはり110
は一丁持っておいたほうがいいかとも自分自身
思う。
バックの110を所有している人はだいたい二派
に分かれるようだ。
定番中の定番として一丁保有していて徹底的
に実用に供している人。ごく自然に。
それと、これは他のナイフでもそうなのだが、
ワンテンマニアともいえるように110を何本も
買い求める人。
どちらも110の魅力に魅せられた人たちだ。
バック110が世界の中でひとつの歴史を作った
ことは間違いない。
半世紀以上に亘って、バック110は生き続けて
いる。
世の中、ナイフは多いが、一つのモデルが
ここまで根強い存在力を示しているナイフは
他にあまり例をみない。
そんな凄いナイフなんだよなぁ。
なんというか、ジッポーみたいな存在なん
だよ。
昔、ある密林の中で、ある男がポケットから
スッとバック110を出して物を切ったのね。
めちゃくちゃカッコよくて痺れたよ。
あれが別のナイフだったら、そこまでは
思わなかったと思う。
それほど存在感があった。
いいね、バック110。