風の声

想いつくまま

スポーツの世界にアンフェアな差別はいらない

2017年10月28日 | 日記
海の向こうでも野球ワールドシリーズが熱い。

だが気になることがアストロズとドジャースの第3戦であったようだ。
ダルビッシュと対戦したグリエル選手が、両目を吊り上げる仕草でアジア人を侮辱した。

本人は「侮辱するつもりはなかった」と釈明しているがメディアは批判している。

ダルビッシュは「人類として学んで前にいけるステップにしてほしい」と語っている。
グリエルは2014年にDeNAに所属したこともあるだけにとても残念だ。

「人種の壁」を壊した一人としてジョーダンやウッズらと並んで上げられるイチロー選手。
そのイチローもこれまで何度かそういう侮辱を味わったのだと報じられてきた。

フェアだからこそ成り立つスポーツの世界と人種差別は相容れない。
人種を超えてプレー人口が最も多いサッカーが「差別」を厳しく規制するのはそこにある。
アメフトの選手たちがトランプの言動に対して抗議を表し続けているのも同じ精神からだ。

戦争や差別がスポーツの自由を奪うことを、一流といわれる選手たちは知っている。










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インド仏教徒1億人の頂点に立つ佐々井秀麗さんの凄さ

2017年10月28日 | 日記

頭痛のせいで昼過ぎまで起きれなかった。
今、やっと薬が効き始めて楽になったところ。

TVをつけるとEテレで佐々井秀嶺さんのドキュメンタリーをやっていた。
私が佐々井さんを知ったのは、佐々井さんの講演会が日本であったとき友人に紹介されてから。
あの日、控室で佐々井さんと握手し談笑した時のことを思い出しながら見た。

日本ではあまり知られていないが、佐々井さんはインド仏教復興の師と呼ばれている。

いまではインドで1億人超えた仏教徒の頂点に立つ岡山出身の日本人僧侶。

生まれによるカーストやヒンドゥー教によって今なお厳しい差別があるインド。

そのインドで建国の父ガンジーと共に国民から尊敬されるアンベードカル氏。
アンベードカル氏はカースト差別を廃止する憲法を作った反カースト運動の指導者だ。

アンベードカル氏は50万人のカーストの人々と共に自らも仏教徒に改宗し仏教復興を進めた。

アンベードカル没後15年に僧侶としてインドに渡った佐々井秀麗さん。
瞑想中に「べナーグプールへ行け」との啓示を受け、アンベードカルの仏教復興運動を受け継ぐ。

そして毎年100万人もをヒンドゥーから仏教徒に改宗させるなど仏教復興を推し進めている。

自身も「これは命がけの闘いだ」と言われる仏教復興運動は想像を絶するほどの凄まじさだ。ヒンドゥーとの対立や差別で村が焼き討ちされる事件などを何度も命がけで乗り越えられた。

佐々井さんの全身から溢れ出る気迫の凄さが、インドで50年に及ぶ不屈の生き様を物語っている。

82歳になられた今もインドの被差別大衆を解放するために非暴力で闘い続ける佐々井秀麗さんだ。











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