けい先生のつぼにくる話

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柴胡剤 ストレスからくる疾患 10.

2008-02-29 16:49:52 | 東洋医学全般
柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

人によっては、いつも活動して、汗を流したり熱気を発散させ続けていないと調子が悪いという方がいます。
いつも元気で健康そうなのですが、いったん疲れが溜まってきたり、物事がうまく行かなくなると、コロッと元気がなくなってしまうタイプの方に使います。

特に米人特有のいつもはパワフルで「ゴーゴーゴー!!」という感じの方で、その実うつ病を持っているような方にあった方剤です。
以前ご紹介した柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)よりは体力があって、氣が動揺しやすい方で、病名的には不安神経症、不眠、円形脱毛症、甲状腺機能亢進症、心臓神経症などに適応します。
また、これは業界での一つの判断基準になるのですが、「一見強面(こわもて)で実は気が小さい人」の症状によく効くのです。おもしろいですね。。。。。

Japanese Acupuncture


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