けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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足湯は素晴らしい。。

2021-01-15 21:56:00 | 東洋医学全般

4-5分でピンク色になってしまいます。非常に気持ちがよろしい。頭寒足熱ですね。


短めのソックスの高さくらいをお湯に浸せばよいのです。

最近なんか体が冷えるのです。こちらの天気は冬でも9度から18度ぐらいで、日中の日差しは強いので、普段は寒くありません。ほぼ毎日晴天です。
しかし、このように湿度が極端に低くて乾燥している地域では、うっかりすると「体感的にうすら寒い」状態がおこり、いつの間にか体の芯を冷やしてしまっていることに気づきます。。。

そこで大変よろしいのが足湯でございます。
多くの患者さんは「いえ!うちは腰湯を1時間以上行っています!」「毎日全身浴を長時間しています。」とおっしゃる方が多いのです。しかし、これらの方々のほぼ全員が、冷え性になっています。「私は冷え性だから、長時間お風呂に浸かっても、改善されません。。」とおっしゃいます。

これはですね。。「温めすぎ。」なんですよ。

日本人はどうしても長風呂になりがちなので、温めすぎてしまいがちです。
すると、脳からは「温めすぎだ、放熱しろ!冷やせ。。」の命令が出てしまうので、「こんなにお風呂に入っているのに冷えが治らない。。」と逆効果となります。

足湯は温める範囲が狭く、足のソックスの高さまでぐらいなので、長時間温めたとしても、「放熱しろ」命令が出ることはありません。
そして、足湯はものの3分前後で、体全体がぽかぽかと温まってまいります。
コンディションによりますが、3分から6分以内で、十分あったまります。そして持続いたします。

むかしから、頭寒足熱は健康体で、その反対は上実下虚といって、熱の位置が逆さまになっている状態を指します。本来下半身が温かくて落ち着いていて、上半身はリラックスしていて、必要以上に暑くなっていない状態が頭寒足熱です。
足湯は先に足熱を作り出すことによって、頭寒足熱を演出いたします。

数日前にお話をした、「無意識のつま先立ちのお話」もご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/d7d1fcddf820938c3ce2465d70866af9

常に、「つま先立ちで力んで、上実下虚で体の感熱の位置が逆さまになっている。」では生きているのが大変ですね。「足湯」と「つま先立ちをやめて、ちょこんと立つこと」をお勧めいたします。

足湯で心の落ち着きと、質の良い睡眠を実現いたしましょう。


新型コロナウィルスでは死にません。
マスクが体を壊します。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。

漢方アメリカOnline 
http://www.kanpouamerica.com/

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