荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

探偵物語の巻。

2013年07月15日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




日本の探偵ドラマが好きです。

最近ですと【探偵はBARにいる】はなかなか面白く観る事が出来ました。

こういった探偵モノのパターンはほとんど完成しております。

美女に弱いが、困ったヒトを放っておけず、諸々こだわりのある主人公の探偵。一癖も二癖もある情報屋や協力者。探偵の周りをウロつくIQが低そうなオンナ。探偵を目の仇にしている刑事・・・等々。

萩原健一主演【傷だらけの天使】でスタートしたそんなパターンを、更に推し進めたのが松田優作主演【探偵物語】です。



僕は知り合いから松田優作ファンと思われておりますが、それは間違いで、あくまで探偵物語ファンなのです。

松田優作演じる工藤俊作のファッションや愛車・べスパ、火炎放射器の様なライター、といった外的要因は勿論、アドリブ全開のストーリー、SHOGUNの音楽、決して忘れる事が出来ない次回予告、全てが新しいものでした。

工藤ちゃんの探偵事務所があった千代田区神田淡路町の同和病院もなんとも赴きのある建築でした。

スマスマで木村拓哉がパロディーを演じた時点では、まだ同和病院は健在でしたが惜しくも1998年に解体となってしまいました。もう15年も前か・・・。

さて、松田優作の死亡シーンといえばジーパン刑事の最期がつとに有名ですが、工藤ちゃんの最期もなかなかのものでした。

この時、劇中で流れていたダウン・タウン・ブギウギ・バンドの名曲【身も心も】は今でも僕の十八番です。

割と近年、メディコム・トイから発売された工藤俊作フィギュアも黒スーツ・白スーツの両方とも買っちゃいました。

尤も4年前、生活に困窮した為にまんだらけに売ってしまいましたが。



TVドラマが終了したその数年後【探偵物語】が松田優作主演で映画化されるという噂をキャッチしました。

僕は熱狂雷舞、もとい狂喜乱舞したものです。

工藤ちゃんが帰って来る!

しかしながら日毎映画情報が入って来るのですが、どうも様子がおかしい。

んで、いざフタを開けてみますと・・・なーんだ、赤川次郎の別作品の映画化か・・・。

ガックリしました。まぎらわしい事この上ない。





息子たちふたりも探偵を演じておりますが、今ふたたびこのテの作品が生まれる事を強く望みます。



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