ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

お客様のニーズと愛着…

2012-11-22 23:56:08 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

昨日は本当に終電でしたが
今日もあやうく終電になりかけたところを
1つ前の電車に乗ることができました
とはいえ、これも時間調整のために
かなり遅めの帰宅時間になりました…


さて、本日の日経産業新聞から、17面の生活・食品欄からこの記事をピックアップ
『【取材ファイル】
 ギョウザ刷新に落とし穴
 味の素、定番への愛着に驚き』

味の素の冷凍食品のギョウザにやはついては、以前の記事で
リニューアルと安全管理についての記事に関して
ここで書いたことがありました

そのリニューアルした冷凍食品のギョウザに対して
思わぬ苦情が相次いでいるそうです

今回のリニューアルは、適切な量の油と水と共に冷凍していて
誰でもパリパリのおいしいギョウザが焼ける
味の素の史上最強の商品と自負しているものです

とはいえ、業界唯一の100億円商品だったからこそ
旧商品に対しての消費者の思い入れも強かったようです

「自分流のおいしい焼き方があったのに
 新製品のせいでできなくなった」

味の素に寄せられる消費者の声は
ほとんど同じ内容だそうです


定番商品の改革というのは、やはり難しいようです
品質や使い勝手が向上すれば良いというわけではなく
消費者はその商品がもつマイナスイメージと思われる要素すら
愛着を感じているからこそ今回の思わぬ苦情が寄せられるわけですね

景気停滞で消費者が保守的になり、メーカーは定番商品にすがる傾向が強まるようです
商品刷新は新規開発より費用もリスクが少ないことから今後も増えるようです
しかし、消費者の定番商品への愛着はメーカーの予想を上回ることがあるわけです
新製品を開発するときの慎重さをもってどこが評価され、なぜ定番商品になり得たのか
十分に調査する必要があるといえますね

これは歴史ある企業にとっては十分に参考にしなければならない
事例・記事であるといえますね