ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

リバース・イノベーション…

2012-11-08 23:58:35 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は定時後に社会人2年目の方に
教えていくという流れに…
まだまだたどたどしい教え方ではありますが
丁寧さは大事にしてやっています


さて、本日の日経産業新聞から、9面の新製品マーケティング欄からこの記事をピックアップ
『【三浦俊彦の目】
 リバース・イノベーション
 途上国を革新の源泉に』

リバース・イノベーション」という本が
売れているそうです

リバース・イノベーション
これは、途上国で生まれたイノベーションを
先進国に逆流させるということです

従来は、世界の中心の先進国から
他の先進国へ製品が普及し、途上国へと
段階的に普及するといった流れがあります

この流れと全く逆の流れを提案しているのが
リバース・イノベーションになるわけです

記事に書かれている事例としては
米GEヘルスケアの先進国で好評な3000㌦以上の心電計が
医療事情が悪く需要のあるはずのインドでは売れず
800㌦の心電計をつくるという目標を定め
簡便・軽量の新機種をつくり世界に普及させた
ということがあるそうです

現地の需要を基にして、コンセプトや商標名から開発するという
手法をで新商品を導入した成功事例になるわけです

途上国市場をイノベーションの源泉にする
考え方があるというわけです


とはいえ、途上国市場は先進国と事情が全く異なり
ゼロベースで考える必要があります

記事には、私も読んだことがある
「コトラーのマーケティング3.0」の内容が取り上げられています

道路沿いの商店スペースを一緒に提供する
東南アジアの住宅メーカーの事例があります

住宅だけ売っていればよい先進国に対し
新興国や途上国では職業も売るという
イノベーションが重要になってきます

これは、先進国においても
都市部以外の地域に住宅を販売するということに対して
十分なイノベーションのヒントにつながるのではないか
と私自身は感じます


「異質なものの融合」というのが、イノベーションの本質にあるそうです
これからは、途上国にその源泉を見つけようとしているようです

本当に困っている方々は、それを可能な範囲で解決することができる方法を
求めているわけで、そこをより詳しく理解でき、その解決方法を
実践したものが、これからのイノベーションになっていくのでしょうか
より深く視野を持ちたいものだと痛感する次第です