ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

IT企業としてのボーイング…

2012-11-29 22:46:32 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は途方もなく忙しいことになりそうだったのですが
不可抗力によって、逆にそんなに忙しくはなくなりました
その上に、朝と夜にはイイコトがありました
とはいえ、明日は定時内でどこまでできるか
不安でたまらないですが、集中あるのみです


さて、本日の日経産業新聞から、13面の国際欄からこの記事をピックアップ
『サイバーテロ対策ソフト
 ボーイング、民間に販売
 防衛部門の減収補う
 「日本市場は魅力的」』

米ボーイングが、米国防予算が削減される可能性が高まる中で
防衛部門のソフト販売を強化するという記事

ボーイングといえば、航空機をつくっているあの会社ですね
元々は民間向けではなく軍事向けのものをつくっていたわけです

また、そもそもIT技術というのは、軍事向けの技術が
発祥であったわけです

ということは、ボーイングがIT企業のようなことをしても
なにもおかしいことではないわけです
航空機なんてIT技術の塊であるわけで
21世紀においてサイバーテロ対策ソフトを
民間向けにも販売するというのは自然な流れといえますね


今回は、日本などの企業にも売り込むことも計画しているようです
9月には対日輸出に向けて、双日と代理店契約を結んだようです
年間料金が約1億円からという監視サービスなども含めて
大手民間企業や官公庁に売り込む計画とのこと

昨年では、重工業分野での工場等において
ずさんな管理状態を突いたサイバーテロが
日本でも実際に発生しました
そのような事件を再び発生させないためにも
需要は大きいと期待しているようです


なお、記事には、対策ソフトというか機器が紹介されています
その名も「サイバー・ブートキャンプ」
新兵訓練を意味するあのブートキャンプを名乗っています
1m四方の機器にPCを接続し、仮想システムに不正侵入して
攻撃する紅組と守備に回る青組に分かれて
攻防劇を繰り広げトレーニングするといったもの
まさにアメリカらしい製品と云えますね

日本では民間企業にどれほど受け入れられるかわかりませんが
IT教育系会社が導入し、研修を実施すれば
セキュリティ対策教育として、より強力な
ITエンジニアを育成することが可能になるかもしれません

その技術が実際の業務現場で役に立つかわかりませんが
身に付けて損はしないものといえるでしょう

非常にアメリカらしい技術であると感じますが
なかなか日本の企業からはでてこない代物かもしれません
仮にこの製品が世界に普及した場合、次は
どのような世界になっていくのか
賛否両論があるにせよとても関心がわくものです