ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

いつかは入れ歯のお世話になるのか…

2012-05-10 19:13:46 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は昼間に雷雨襲来でした
横浜での雹の写真には
季節を疑う者があります


では、本日の日経産業新聞から、12面の医療・バイオ欄からこの記事をピックアップ
『入れ歯にポリマー樹脂製
 ウェルデンツ
 周囲の歯の削り不要
 変形・変色しにくく』

歯科材料開発のウェルデンツが
歯の抜けた部分にはめ込むタイプの
入れ歯を開発した
という記事

私、実は未だに乳歯が3本あります
これを晩期残存乳歯というのですが
おそらく乳歯の奥にあるはずの永久歯がない可能性があるので
それだけ現在の乳歯を大切にしなければなりません
できればそんなに早く入れ歯のお世話にならないほうがいいわけですが
このような記事には注目してしまいます


従来の部分入れ歯は、ナイロン樹脂で生成されていて
水分を吸うと変形して歯ぐきに合わなくなりやすく
寿命は3~5年程度だそうです

入れ歯を固定する金具を引っ掛ける土台を作るため
治療対象の両側の歯を削る必要があったそうです
そのために、削った歯は磨きにくくなり
虫歯になりやすいそうです

これでは、虫歯が虫歯を作り出すことに
加担する可能性があるわけですね


開発されたものは、ポリマー樹脂による生成で
水分を吸って変形したり色素が沈着して変色することが少なく
歯ぐきの状態が変わらない限り使い続けられるそうです

ポリマー樹脂に柔軟性が高いようで
歯の抜けた部分の一体にはめこんで使うことができ
周辺の健康な歯を削る必要もないようです

さらには、患者さん一人ひとりが違う歯の色みに合わせて
各素材の分量を調整し、各患者さんにあった
自然な色合いを出せるノウハウも蓄積しているそうです

良質の素材を利用することで
不自然さのない入れ歯をつくることができるのですね


家族が使っている入れ歯を見たことがありますが
様々なものがあるんだなぁとは思っていましたが
それぞれに大変なことがあったのですよね
それが今後は少しでも快適になることは
願ってやまない限りです


まずは、国内で販売して、韓国や米国、豪州等の
海外の販売も視野に入れているそうです
世界においても虫歯・入れ歯の悩みはあるのでしょう

入れ歯を通して世の中に価値を提供すること
とても重要なことだと感じる次第です

ガス⇒電気をより身近に…

2012-05-09 19:49:58 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

GW以降、5月になってからも突発的な雨が多いですね
今日の帰宅時も大きな雨になっておりました


では、本日の日経産業新聞から、2面の環境・新エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『LPガス使う発電システム
 矢崎総業とホンダ開発』

矢崎総業がホンダと組み、家庭用のLPガス(プロパンガス)を使って
発電するシステムを開発した
という記事

一般家庭で設置されているガスタンクを使った発電機ということでは
世界初ということになるそうです

矢崎総業がプロパンガスを発電機に供給するための専用器具を開発し
ホンダが持ち運び式の発電機を開発し、このように手を組んだわけです


都会では都市ガスが多いですが、地方に行けば
プロパンガスが主流を占めています

私の実家もプロパンでしたが、あのタンクから
電気を起こすことができるわけですね

それが23万円前後の器具と工事費用で可能になるわけです

設置した場所から3~5mの範囲で発電機を設置して
50Kgのガスで約100時間の運転が可能ということであれば
災害時には有効活用ができそうです

もし、これが将来的に電気効率がよくなれば
オール電化でなく、オールガス化にて
どこまで電力会社の電気を使わないで生活できるのだろうと
注目したいところです


ちなみに、大規模な工場では、以前から
コージェネレーションといったシステムでは
ガスから発電する巨大なシステムがあります

計画停電時には、このシステムのおかげで
生産ラインを停止させないようにすることもできたわけです

こちらは、震度5前後の地震が発生すると
停止するような仕組みが取られております


家庭向けのシステムと工場向けのシステムの双方から
将来的に安全に災害時に利用できる発電システムが開発され
人々に安心をもたらしてくれることを願ってやまない限りです

テレマティクスとな…

2012-05-08 22:02:33 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

昨日が新聞休刊日ということで
今日がGW後最初の記事となります


本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『クラリオン 来月、米で機器発売
 車載情報サービスに参入
 クラウド情報、スマホ経由で』

クラリオンがスマホを組み合わせた自動車向けの
情報サービス「テレマティクス」に参入する
という記事

まず、この記事は何が新しいことなんだ??ということで
ピックアップした次第です

この「テレマティクス」というキーワードですが
従来のカーナビであつかう位置情報や店舗情報に加えて
より多様な情報をリアルタイムで提供する
高度な自動車向け情報提供サービスを指すそうです
Telecommunication(通信)とInformatics(情報工学)を組み合わせて
「テレマティクス」という造語になったそうです

このサービスでは、クラウドからスマホを経由して
車載機器に多様な情報を送るようです

タイヤの消耗程度など走行中の安全情報をデータセンターで管理・解析し
最終的に車載機器を通じてリアルタイムで情報を得られるようです

従来のGPSを用いたカーナビだけでなく
クラウドを用いた場合は、スマホを活用したことによる
メリットが十分に見込めることがあるのでしょう


これを契機として、クラリオンは
「車載情報機器メーカー」から「車両情報システムプロバイダー」への
変革を図ろうとしているのは興味深いところです

車を新たに持とうしている若者が減少していると云われているなかで
ハードだけでは限界が見えかけている分、ソフト面で
いかに独自性を魅せていくかがポイントと云えるでしょうか

車におけるハードとソフトをつなげることによる
付加価値を世の中に提供することは
今後の他社の追従の状況も注目したいところです

電子書籍が木を増やす…

2012-05-04 19:50:38 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

GW内で本日は日経産業新聞の発売日でした
というわけで、来週7日の月曜日は休刊日になります


本日の日経産業新聞から、2面の環境・新エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『電子書籍売上高
 一部使って植樹
 ソニー、インドネシアで』

ソニーが、自社の「リーダーストア」での売上高の一部を
インドネシアのスマトラ島での植樹に使う
という記事

WWFジャパンと共同でこれまで森林保全に取り組んできたことから
今回のその一環だそうです

先月からそのニュースリリースはあったようで
みどりの日の本日にあわせて掲載といったところでしょうか

電子書籍からでも木を産むことができて、それを
紙にするのではなく、次の木を産むことにつなげるという
年月はかかっても重要な課題といえますね

これは他の電子書籍を扱っている媒体においても
同様に取り組むことができることです

このことを応用すれば、国際社会に貢献することができる
ベンチャー企業やNPO・NGOがいくらでも設立されても
おかしくないといえます

電子書籍という形があってないようなものから
木という形の有るものを産み出すということでの
社会に価値を提供する活動はまさに有意義なことといえます

今後もデジタルの最先端から、いかに深く社会に貢献していくものが
産み出されるか楽しみなところです

規格を公開するということ…

2012-05-02 23:06:19 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

本日の日経産業新聞はやはりGW真っ只中なので
どことなく薄く、記事よりも広告の方が多くなっています
その中で記事をピックアップするのも大変になります


本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『JVCケンウッド
 デジタル無線 規格公開
 業務用で北米開拓
 関連企業に参入促す』

JVCケンウッドが今夏に
業務用デジタル無線機器の規格を無料で公開するという記事
国内外20社に公開対象を限ってきたが
広く公開することで周辺機器やソフトウェア開発等の企業に
同規格への参入を促し、無線システムの高度化につなげる
というのが目的


まず、アナログ無線というのが
発信した信号の振幅や周波数を変調して伝送する無線の技術
いわゆるAMやFMの放送といったものがこれにあたります

それに対してデジタル無線というのが
発信した信号をデジタル変換し数値化して変調して伝送する無線の技術
携帯電話といったものがこれにあたります


今回、公開するのがJVCケンウッドのデジタル無線の
プロトコル(通信手順の規格)である「NXDN」というものです

では、公開することで、どういうメリットがあるでしょうか

実は公開することで米国でのビジネスがやりやすくなるようです

米政府機関は規格の公開を入札条件にすることが多いそうです
米国での公共案件の受注を増やしたいのであれば、必須となってきます
米国での業務用無線市場でのシェアでは、モトローラに次いでの2位だそうで
今後さらにシェアを増やすのであれば、さらに必須であるといえるでしょう

パートナー関連企業に規格を公開し、その規格を利用して
市場に参入していけば、結果的に自社の市場でのシェア拡大につながります
パートナー関連企業とのwin-winの関係が成立していきます


JVCケンウッドだけでなく、自社独自の技術・規格をもっている場合
世界市場での拡大を狙う場合に、公開するということについて
検討する価値はいくらでもあるのではないかと考える次第です

花粉症を緩和するコメができてしまうと…

2012-05-01 19:36:56 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

GWに突入しましたが、平日では
働いている方はいます
お出かけしながらも、そういう方を見かけると
どことなく申し訳ない気分になってしまいます…


さて、本日の日経産業新聞から、10面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『【Techo Online】
 花粉症緩和するコメ
 「組み換え」に冷静な議論を』

救え!世界の食料危機―ここまできた遺伝子組み換え作物
によると、スギ花粉症のメカニズムが解明されたというそうです

花粉症に対して人が起こす過剰なアレルギー反応を
緩和する作用をもたらす方法も確立されたそうです

さらには、その作用をコメの遺伝子に組み込めるようになったそうです
それを水田で育てても遺伝子が環境に悪影響を与えないことが
慎重な試験で判明までしたそうで、実用化の段階まできているそうです
あとは人体への悪影響があるかどうかだけだそうです


これはもはや「神の領域」に踏み入れています
花粉症を持っている方は素直にそのコメを
食べたいと思いますか??

遺伝子組み換え技術ということでは
ハワイのパパイアをウィルス感染から救い
雑草から穀物を救って大量の農薬散布を減らすのに
貢献しているそうですが、日本やヨーロッパでは
拒否感が広がっているという事実があるそうです


こういうのは、感情論や倫理観といった側面と
化学的証拠の中で、いかに自身の意見・意志を
持つことが大事なコトなのではないでしょうか

できれば、本当に不要なのであれば、摂取する必要はないですし
もしどうしても必要ならば、摂取していいものなのかを
冷静に判断できるようになっておきたいものです