ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

ナトリウムに注目…

2012-05-23 19:27:52 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は蓄電池に関する記事が多く見かけました
ちょっとしたところで富士通の電池会社のFDKが
約1,800回くり返し充電して使用可能な電池
富士通 充電池」を発売します
このキーワードからあの充電池を思う方もいることでしょう
FDKはその充電池をOEM供給してましたから、こうなって
当然と言える出来事といえるでしょうか
それにしても、このネーミングとデザインはダサくないでしょうか??


では、本日の日経産業新聞から、7面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『電極にナトリウム
 全固体電池を試作 室温で動作
 大阪府立大』

大阪府立大学の林 晃敏 助教・辰巳砂昌弘 教授らが
次世代蓄電池と期待される「全固体電池」で
電極にナトリウムを使ったタイプを試作した
という記事

先週もナトリウムを用いた記事をピックアップしましたが
それだけナトリウムという物質には注目されているということですね

全固体電池というものを初めて知りました
負極、電解質、正極の全てに固体材料を用いた電池とのことで
安全性が高く長寿命で、様々な電池形態を取り得るという点で
次世代の革新型畜電池としてその開発が期待されているそうです

こちらも、海水に豊富にあるということで、ナトリウムに注目したそうですが
ナトリウムを使った全固体電池では初めて実証したそうです

試作した結果としては、室温で動作し充放電を10回繰り返しても
性能が劣化しなかったことを実証したそうです

この結果がどういうことにつながるかといえば
電池全体としてのエネルギー効率が向上するとともに、電池の小型化や軽量化が可能となり
高安全性と高エネルギー密度を両立した革新型蓄電池として期待できるのだそうです


先週取り上げた記事のものでは、5年後の実用化が当面の目標とありましたが
今回の全固体電池の実用化も同じぐらいなのでしょうか
大学発の技術がどれほど企業に採用され、商品開発へとつながっていくのか
立場が違えば視点は異なってきますが、世の中に貢献できる
電池が今後も開発されていくことに注目したいところです


最新の画像もっと見る

コメントを投稿