ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

紙から電子への即時性…

2012-05-30 20:34:15 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は初めて神奈川の大和市へ行ってきました
神奈川での土地勘がそんなにないので
小田急の乗り換えに失敗したと気づいた時には
けっこうあせりましたが、どうにかなりました


では、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『カタログ 紙・電子同時に
 大日本印刷 時間半分、製作費2/3』

大日本印刷と子会社のDNPメディアクリエイトが
一つの印刷用データから紙のカタログと電子カタログを
同時製作する開発した
という記事


現状では、紙のカタログを製作した後で電子カタログを
作り直していたそうです

今回のシステムは、DTPソフト上でカタログ用の印刷データを作成する際に
紙とデジタルのそれぞれに適したレイアウトを自動的に生成するための
属性情報をソフトからメニュー選択によって容易に付加するそうです

このシステムによって、製作時間を半分に
製作コストを3分の2にできるようです


このシステムはカタログという媒体を扱うことを主としていますが
他のモノにでもいくらでも応用することができそうですよね

現状として、雑誌の電子版が徐々に始まりつつありますが
雑誌の場合は、紙媒体として発売された後、約2週間後に
その電子書籍版がようやく発売されるようです
しかも、紙媒体より電子書籍版の方が価格が高かったりすることが
実際に発生しています

これでは、いくら電子書籍を読める機器が普及し出したとしても
電子書籍による雑誌としてのメリットが見い出せないことがあります


様々なしがらみが実際にはあるのでしょうが
それを今回のシステムを応用すれば、電子書籍版の作成も
容易になるかもしれない可能性がありますね


徐々に普及しつつある電子書籍について
ユーザ・エンドユーザがよりメリットを見出せるものを
今後も業界をあげて開発されることを期待しています