ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

デスクトップが電池で…

2012-05-24 19:25:54 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

昨日、再びナトリウムイオンを用いた記事を取り上げましたが
今朝の記事では長岡技術科学大学によるものが掲載されておりました
それだけ大学研究者にとっては旬なのでしょうね


では、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『デスク型も電池稼働
 NEC、法人向けPC 時間帯で変更』

NECが昨日、法人向けPCシリーズの新機種を発表しましたが
そのなかでデスクトップPCで充電池による稼働に一時的に切り替えらえる
機種を発表した
という記事です

元々は、デスクトップPCは移動させることを想定していないので
AC電源から電力を供給するのみです

今回、約3.1時間の動作が可能なバッテリを内蔵することが可能で
「ピークシフト機能」に対応し、優れた節電機能を実現できるようです
また「夜間充電機能」により、昼間のバッテリ駆動で消耗した
バッテリの充電を、予め設定した電力需要が少ない夜間に
自動的に充電することで更に節電に貢献できるようです

バッテリ内蔵時には、不意の停電時に自動的に休止状態に移行する
「停電時休止機能」も使用可能とのことで、大事なデータを停電から保護できますね
いわゆるデスクトップPCにUPSが内蔵されたといってもいいでしょうか


これはまさに、東日本大震災並びにその後の節電意識が
もたらしたデスクトップPCといえますね

データへの被害も実際はあったことでしょう
節電意識がいわれ出した途端にピークシフト機能がいわれ出しました


個人的に気になる点としては、この内臓バッテリの寿命です
充放電を定期的にしなければ、寿命は突然やってくるものです
様々な法人のお客様がいるでしょうから、そこはNECの保守力に願うところです


この機能は、今まで実現することは可能だったのかもしれませんが
ニーズがなかったことがあるのだと推測します
しかし、東日本大震災を受けて、ようやくニーズが出てきたのでしょう
東日本大震災から1年後ではありますが、出来得る限り
早く世の中に提供することにも価値があるのだと思います
今後、他メーカーにも手掛けていくのか注目したいところです