ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

地震発生後いつ動くか…

2012-05-22 19:56:13 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日から東京スカイツリーがオープンですね
初日早々、あいにくの天気で上空は強風のため
エレベーターが止まったとのこと
展望台にいる人にとってはたまったものではありません


では、本日の日経産業新聞から、9面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『地震発生時の高層ビル
 2~3分後、人動きにくく
 気象庁、19棟で調査』

東日本大震災では、高層ビルにいた人の多くが
揺れ始めてから2~3分後に床が大きく揺らぎ
最も動きにくかったと感じていた
という記事

気象庁が東京都と大阪市の20階建て以上の19棟のビルにいた人を
対象に聞き取り調査をした結果がこれです

建物の揺れは加速度の記録から1分半~2分後が最大だったようです
高層ビルでは加速度だけをみて避難を呼び掛ける場合もあり
体感の揺れにも備える必要がありそうです

免震や耐震に対応したビルでは、地震が発生した際には
船酔いのように揺れを感じることがありますよね
それは我々は動きにくくなるものですよね

高層ビルの地震対策では加速度が指標になる場合が多いそうです
高層ビルに設置される防災センターでは加速度だけを監視する
場合がほとんどだそうです


東日本大震災発生当時は、私は群馬の職場にいました
揺れが非常に大きくなる前には机の下にもぐりましたが
地面の揺れがなくなったと感じるようになっても
建物自体はまだ揺れているように感じて
逃げるタイミングがわからなくなりました


この調査書を一通り見てみましたが、各頁や最後のまとめを見ると
すでにわかっていると思えるようなコメントが見受けられます
この調査結果を以てだけでなく、気象庁や危機管理計画に関わる
あらゆる企業が今後の対策を恒久的に取り組む必要があるのではないでしょうか