ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

HPもトコロ変われば…

2012-05-25 18:26:08 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日はところにより昼前後から夕方にかけて雨
という予報がありましたが、職場のあたりでは降りました
ところにあたるというのもなさそうでありそうなことですね


では、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『HP、M&A頼みに決別
 プリンター不振、2.7万人削減
 研究開発費を捻出
 自前での成長めざす』

アメリカの方のヒューレット・パッカードが
全社員の8%に当たる2万7000人を減らす大規模な
リストラに乗り出すという記事です

日本のHPの方は、以前はお仕事でもお世話になったことが多々ありますが
今回はアメリカ本社の話です

まず、M&Aですが、アメリカといえば頻繁に行われています
他社でイイ技術があれば、自社でも同様に行うのではなく
M&Aで自社のモノにすることは往々にしてあります
日本人の感覚的には、受け入れ難く感じることもあります

HPも当然のように行ってきました
メリットのあるM&Aもあったのでしょうが
価値を産み出すことができなかったM&Aもあったでしょう
Palmなんかがその代表例といえるかもしれません
当時は、成長分野だと感じていても
現在のApple製品の隆盛等を見ても分かる通り
市場のシェア拡大を果たすことができませんでした

プリンターの不振についても、iPadを代表とする
タブレット端末の普及によって、わざわざプリンターに出力する
メリットを感じられなくなったというのも大きいのかなと
記事を読みながら、個人的に感じます

同様の企業としてはIBMが近いでしょうか
IBMの場合は、よくよく考えてみれば
選択と集中の手法がHPよりは上手なのかもしれません
メリットを見出せなくなったモノは
さっさと他社に売却して手放したのは有効だったのでしょう
その点においてはHPは遅れを取ったのかもしれません

今後、研究開発費を捻出して
将来を見込んでいかに世の中にとって価値ある商品・サービスを
提供することができるかによって、成長できるかということか
重要になっていくでしょう