ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

全身スキャナー日本投入…

2014-09-19 23:00:35 | NewsPaper
北海道での新婚旅行も終盤を迎え
現在は北斗星に乗って移動中
長距離移動の豪華電車もおもしろいものです


さて、本日の日経産業新聞から、13面のものづくり欄からこの記事をピックアップ
『全身スキャナー日本投入
 ルクセンブルクのアーテック
 3~5分で3D図面
 フィギュア製作などに活用』

ルクセンブルクの3次元スキャナーメーカーであるアーテックグループが
前進の図面を数分で作成できる新鋭機を11月末日に日本市場に投入する
という記事

海外ではこのような機器の発達が進んでいるというイメージがありますが
遂に日本にもおもしろい製品が投入されようとしていますね

この全身を撮影するブース型の機器「Shapify」ですが
利用者が機器内部に立ち、合計4台の3Dスキャナーが1周しながら撮影することで
身体の形や衣服の色などの情報を取得するというもの
それらを撮影12秒、3D図面データの作成に3~5分でやってしまうというもの
これらは以前に国内にあったサービスよりも処理が速くなったように感じます

3Dデータの作成まではこのアーテックが担当し
そこから造形してフィギュアにするのはデータ・デザインという国内企業が担当し
最終的に利用者にフィギュアが届けられるというもの

このサービスは、フィギュアの大きさによりけり
1体あたり1万円からを想定しており
図面データだけを利用者に提供して個人所有のプリンター(!?)で
造形してもらうといった利用も可能とのこと

って、日本の利用者で、それだけの機器を持っているのが
どれだけいるのかとは思いますが、少しは増えてきているのでしょうか

さて、この機器自体は、スキャナー1基あたりの買い取り価格は18万㌦
レンタルの場合は、初期費用が5万㌦、1カ月あたり1万㌦を見込んでいるとか
あるいは、初期費用+使用ごとの課金といった仕組みも用意するとのこと

って、機器を利用する企業側も採算を考えて利用することが
もちろん重要になってきますね
とはいえ、そのサービス次第では十分に元を取ることが出来そうです

日本にも徐々に3Dスキャナ/プリンタの文化が入ってはきていますが
あくまでも一部のニーズから起こっていることだと感じます
とはいえ、そこが確かな市場だと読み取れば、さらなる市場の需要の
掘り起しにもつながっていくのでしょう

これから他国他社からも次々に日本に乗り込んでくるのでしょうか
その時にどのような社会になっているのか興味深いものです