ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

京都の通り名 中国語で…

2014-09-04 18:46:48 | NewsPaper
少し風邪をひいていたのですが
おさまってきました
といったところにとあるところで
デング熱疑惑が出ていてなんだかねぇ…(笑)


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『京都の通り名 中国語で
 ジオどす、検索サービス』

京都にあるITベンチャーのジオドス
通常の地図サイトでは検索できない
京都独自の通り名を検索できるサービスを
中国語版で始めるという記事

京都市内の住所表記と云えば「○○通△△西入ル」といったような
通りの名前から構成されていて
わかりやすくておもしろいものですよね

どうやら、場所によっては複数あるところもあるようです
1つの交差点について複数の言い方があるようで
例えば、八坂神社前の交差点は「東山四条」「四条東山」「東大寺四条」
なんてことがあるようです...それは初めて知った次第です

そういったことがあるということは、結局通り名はあくまで通称であり
総務省自体は通り名とは別に存在する郵便住所を正式な住所に
認定していることがあるようです


そうなってくると、Web上の地図サイトでは
通常は通り名で検索できないようです

ということは、そういったことについて困っている人がいるはずで
それをビジネスにするという人達が出てくるというわけです

この「ジオどす」というサービスは、通常の緯度経度ではなく
南北、東西の通りから交差点を抽出し、そこからどちらの方向に
目的地があるのかを考えるアルゴリズムを開発しサービス化したとのこと

このサービスをライセンス化し、自治体の観光情報などのサイトや
タクシーの配車システム、不動産会社の検索システムといったところに
売り込むことができるようで、それはおもしろいものです

なお、これまで日本語や英語でサービスを提供してきて
自社で展開しているサービスで2~3割は外国人であるということから
ここにきて、中国語にも需要があると判断し対応したということのようです


なるほど、京都というエリアではあるけれども
情報の集約度や濃さというものは見方を変えれば
十分に価値があるということですね

そして、外国人が訪れ、ビジネスも活況していれば
多様に展開できるというわけですね

このライセンスビジネスを個別見積り50万円からを想定しているとのこと
ITベンチャーとしてどれほどの売り上げを創っていくのか興味津々です