ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

U2「アルバム配布」の思惑…

2014-09-11 18:32:05 | NewsPaper
ここ最近の業務で悩まされていた一件が
どうにか落ち着いてきました
勉強がてら、一人で四苦八苦しながらも
最適手段を掴むというのは大変ながらもおもしろいものです


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 U2「アルバム配布」の思惑
 移ろう音楽の環境に「攻め」』

10日未明、Appleの発表で新型iPhoneやApple Watchが話題になっている一方で
アイルランド出身のバンド、U2の最新アルバムが5億人に無料配布
という発表がありました

この件について、Apple・U2・レコード会社の思惑について
書かれているのが今回の記事

今回の新作はiTunesで誰でもダウンロードができ
CD発売や有料配信が10月からで、レコード会社のユニバーサルミュージックが
売り上げを食うのは間違いないとしています

しかし、見方を変えれば、これはユニバーサルにもU2にも
すごくいい話なんだとか

どうやら、今回の無料配布でアップルからユニバーサルとU2に相当額が支払れたようです…
ユニバーサルにしてみれば、一般消費者に売るより、企業間の契約で確実にお金が取れる
というBtoBでの旨みを選んだのではなないかという捉え方です…

一方、U2のような大物アーティストにしても、現在は収益源はCDからライブに移ってきているわけで
CDがライブのプロモーションツールと捉えれば、多くの人に聴いてもらってライブに来てもらえば
問題ないというわけです

とこれは賛否両論ありそうですが、それぞれにメリットがあるというわけです
では、アップルがなぜ巨額を投資したかといえば…


iTunesという音楽配信のシステムをつくったアップルにとっても
焦りがあるのではないか、という捉え方があるようです

近年ではじりじりと音楽配信の売り上げはどうやら低下していると聞きます
その代わりに出てきているのが定額聴き放題システムです

定額聴き放題システムの新興勢力が出てきている中で
iTunesの存在感を再びアピールしたかったのではないか
という捉え方が一部ではあるようです


CDから配信、ダウンロードから聴き放題という形で
音楽との接し方は年々と変化を続けています

一方でデジタルではなくアナログへの回帰ということで
レコードや最近ではカセットテープが改めて見直しがされてきており
一部ではありますが注目を集め高まっています

そういった音楽業界の中での様々な方向へパラダイムシフトが起きている現在
業界におけるそれぞれの立場が自ら変革をしながら攻めているようです

とはいえ、イチ音楽好きの私としては、ツールはなんであれ
良質の音楽をどこまでも探究でき、その環境があり続けてくれれば
音楽はなくならないしずっと音楽を体感し続けていきたいと願うばかりです…