ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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住友化、コメ生産販売…

2014-09-02 21:46:45 | NewsPaper
涼しくなってきたなと思ったら
どうも風邪を引いたようです…
突然くしゃみをし出したと思ったら
なかなか治まらなくて大変なものです…


さて、本日の日経産業新聞から、10面のものづくり欄からこの記事をピックアップ
『住友化、コメ生産販売
 農薬や肥料、ノウハウ活用』

住友化学がコメの生産販売に参入する
と発表した
という記事

住友化学がコメを作って売るって…
良いような悪いような
まずは微妙にも感じるわけですが…

内容を紐解いてみると…

住友化学自体は、これまで様々な農作物向けに
製造、販売してきた農薬や肥料といったものや
経営管理指導などのノウハウを活用し、農業関連事業を
拡大するのが狙いだそうです

植物ゲノムセンターというバイオベンチャーから
コメ数品種を買収し、その品種を活用して
農業生産法人へコメの生産を委託して事業を開始するとのこと

この農業生産法人がどこなのかはわかりませんが
品種を指定されるも、住友化学の農薬や肥料、各種資材のほか
経営管理指導などといった技術やノウハウを提供してもらう
ということは仮に駆け出しの農業生産法人や課題が山済みの
農業生産法人だったとしたら、ありがたいことなのかもしれませんね

そこから、コメを生産してもらい、住友化学のブランド米として
コンビニやレストランなどに業務用米として販売するそうです

数年後には、日本全国で数百の生産者に委託して規模を拡大し
作付面積1万㌶、年間生産額100億円を目指すとのこと


それは壮大なコメプロジェクトと云えそうですね
記事の最後には住友化学側のコメントとして
“品質と低コストを両立したコメ作りを成功させることで
 日本の農業の新しい姿を提案していく”
とあり、住友化学の本気度が伺えます…

現時点では将来性が未知数のようにも感じますが
日本の農業に対して住友化学が提案していくということ
興味深いことのように感じます…