風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

原田マハ 『本日はお日柄もよく』

2022-10-26 18:02:36 | 文学

かなり前にお借りしていた原田マハさんの、

『本日はお日柄もよく』を、やっと読み始めました。

T子さんの娘さんのC子さんが、「きっと気に入ると思うからと」、貸してくださった本です。

図星でした!!

内容・筋が面白いし、文章力がすごい。

 そこで思い出したのが、

古今和歌集の序の「言の葉 種」(ことのはぐさ)という言葉。

スピーカーズコーナーの最後でよく語られます。

 とても素敵な言葉だと、私も大切にしています。

なんと、主人公の女の子の名前が、「こと葉」、そのお兄さんが「詩歌」。

俳人の祖母が名付け親とか。(孫の名前で楽しんでいる)

 

洗練された日本語を話す人は、少なくなったのでは・・・と思います。

古語、雅語と言われる言葉は、意味が分からないことも多い。

 

以前にも書いたかもしれませんが、「奥義」は、昔は「おうぎ」と読んでいました、

でも、そのように読める人が少なくなり、「おくぎ」になっています。

「重複」も、「ちょうふく」と読める人が少なくなり、「じゅうふく」が、大きな顔をして広がりつつあります。

 

「掌」は、「たなごころ」ですが、手のひら、手のうちがわ、、、と言われないと、どこのことかよくわからない。

 

『本日はお日柄もよく』、読み始めたばかりですが、

引き込まれています。

 

図書館に予約するのを控え、この本に全集中いたします。

 (鬼滅の刃は、全く読んでいないのですが・・・)

 秋の味覚 葡萄と松茸  (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

  松茸山の近くに住んでいたことがありました。

  いまは、スーパーで見るだけ・・・です。

 


小鹿田焼(おんたやき) 陶器

2022-10-25 17:25:58 | 陶磁器

柳宗悦の講座の、10回目を聴きました。(らじるらじる・カルチャーラジオ芸術)

 小鹿田焼(おんたやき)は、大分県日田市の江戸時代から伝わる焼き物。

 

陶器は好きで、旅行に行くと、湯飲み茶碗などを買ったりしていました。

 萩焼の窯元で急須と湯飲み5個のセット。

 有田焼は、若いころ、和食器のセットを買いました。独身の時でしたが、大きな段ボールに

  素敵な食器がたくさんあって、わくわくしたのを覚えています。

 九谷焼は、友達とお揃いの湯飲みを、金沢で。

      陶器の思い出はたくさんあります。

しかし、「おんたやき(小鹿田焼)」は、全くその名前も知りませんでした。

  波佐見焼(はさみやき)というのは、聞いていましたが。

しかも、柳宗悦の民藝関連で、かのバーナード・リーチが、日田の陶工たちといっしょに作った

水差しは、海外にも渡り、高い評価を受けていたとか。

 

 私は、食器もどちらかというと、青磁系、紺色のものが集まっています。

大好きな食器(お皿・カップなど)は、割ってしまうのが怖くて、ずっと置いたまま、ということも多いです。

少し古くなってから、やっと普段使いに。

 

絵画かと思うような、素晴らしいお皿や、花瓶、、、、いいなあと思う物は、0がいくつも付いていて、手が出ません。

  博物館へ行くしかないかも。

 おんたやき(小鹿田焼)大皿 

 おんたやき(小鹿田焼) 壺 大皿   

  いずれも、ウィキペディアからお借りしました。


1.5倍速で

2022-10-24 19:58:58 | 録音

最近、録画したものや、YouTubeで配信されたものを、

1.5倍速で聴き、それを「タイパ」(タイムパフォーマンス)というそうな。

 

今朝も、「舞い上がれ」のテーマソングを1.5倍にしていて

そのままにしてしまっていて、何だか早口だなあ・・・と思い、

慌てて等倍に変えました。

 

大学の講義をYouTubeなどで聴く時、1.5倍速にしている学生が多いとか。

久しぶりに対面の講義に出ると、なんだかもどかしいというか、教授の話がゆっくりすぎると感じるとか。

 

なぜ、みんなそんなに急いで聞くのか。

それは情報過多であることが1つの原因。

 

長編小説を読むのが大変だからと、ダイジェスト版、あらすじだけをつまみ食い。

話題を豊富にするために、簡単に内容を知りたいと思うらしい。

 

若いころ、必死で「カラマーゾフの兄弟」(米川正夫訳)を読み終えました。

いま、亀山郁夫さんの翻訳で再読しようと全巻買ってあるのですが、

1巻からなかなか進まないのは、持久力。忍耐力。体力がなくなってしまったからでしょうか?

年齢を重ねて、小さい文字が見えにくいことが原因でしょうか?

ドストエフスキーの世界に、どっぷり浸りたいと願いつつ、

なかなか集中できません。

 

でも、長編小説を(わからない所があっても)ひたすら読み続ける。

その時に感じるもの(=作家の魂)は、自分の魂の栄養になる。

場面を想像しながら、登場人物の顔を想像しながら読む楽しみ。

 

若い時に(歳をとっても?)、小説を読むことは、とても貴重な経験だと思います。

 

コスパとか、タイパとかで、本当に大切なものを失ってしまっているのではないかな、、、と思いました。

 金木犀  こちらでもいい香りでした。(親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

 

 

 

 


ガイロク(街録)をごぞんじですか?

2022-10-23 18:20:52 | 

ガイロクという番組、ごぞんじですか?

街頭録音・・・NHKのBSで日曜日の9:00~9:30

 これは、またまたT子さん情報です。

教えてもらって予約録画したのを、今日初めて見ました。

街頭でインタビューしたのを録画して、かつあとで編集して放送。

 今回のは、「カムカムエブリバディ」で、クリーニング屋さんのご夫婦役だったお二人が

 録画された映像を見て、感想を言う。

   2019年4月10日から放送されていて、コロナで中断もあり、再放送、神回もあるらしい。

*****61回「あなたの人生で大変だったことは?」と質問する。*****放送予定より*****

4つの物語

▽商店街で青果店を夫婦で営んできた男性が突然脳梗塞に。支えになったのは妻からのしった激励だった!感謝を込めて始めたことは?

▽一人暮らしの母が認知症に。介護生活の中で徐々に追い詰められた女性が、気づいた母の気持ちと向き合う大切さ

▽高校を3回中退した男性が人生を変えるゲームと出会う!心に響いた言葉とは…今は夢にまい進中!

▽自閉症の息子に向き合いともに歩む母。息子の成長によって気付かされたこと。

【ゲスト】村田雄浩 濱田マリ

*************

これは、外国の公園にあるという、「スピーカーズコーナー」に似ているテレビ版

街頭を行く、普通の人が、自分の人生を語る。

 ガンダムのゲームの中の言葉に励まされ、自分の人生の目標を見つけ猛勉強をして、いまその夢に向かっている男性。

困難、障害を乗り越えて生きる人たち・・・・重い内容でもありますが、励まされます。

 こんな番組があるとは、知りませんでした。

 T子さん、情報をありがとうございます。(もうひとつのも録画予約しています)

 コスモス畑と子ども (T子さんからお借りしました)

  このコスモス畑、友人のT.Sさんも最近いらしたようです。

  今はまだ、あまり知られていない所らしいですが、何年後かには、長蛇の列かも・・と。

  穏やかないい所へいらっしゃいましたね。


曜変天目茶碗の青色・瑠璃色

2022-10-22 19:17:09 | 芸術

昨日、青色が私の好きな色と書いたら、

T子さんから、「曜変天目の青が好き」とメールがきて、

一本取られました。(参りました)

それは究極の青色、宇宙を思わせる青色、虹の色とも言われている青色。

 

以前、テレビでその曜変天目茶碗を再現しようとしておられる陶工・陶芸家

愛知県瀬戸市の長江惣吉氏が、2012年に中国で行われた国際シンポジウムでその焼成方法を発表なさったこと。

2016年には、長江氏と、曜変天目茶碗を所蔵する藤田美術館長の藤田清氏や分析関係者の協力もあり

その焼成温度が、1250度ではなく、1300度~1350度であることが判明。

中国へ行き調査したことなどが、テレビで放送された。

 私はとても興味深くそれを見たことを思い出しました。

その色は、瑠璃色、虹色とウィキペディアには表現してある。

 その時、藤田美術館で本物をひと目でいいから拝見したいと思ったものでした。

  常設展示ではなく、特別展が開催された時に限るという。。。(永遠に見られない・・・)涙

 かの織田信長も愛用していて、常に持ち歩いていたために、本能寺の変で焼失してしまったらしい。

 本家本元の中国には残っていなくて、日本にしかないらしい。

 

世界に3点(か4点)しかないという曜変天目茶碗は、憧れの青色・瑠璃色です。

 藤田美術館所蔵の曜変天目茶碗 (ウィキペディアからお借りしました)

  この写真は、前にしていたブログ(風の詩kazenouta)に書いて載せたような気がします。